だから囁くのさ

音楽の話とかとか


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StudioOne

Happy 303 Day! なぜTB-303の音に惹かれてしまうのか

今日は303の日ってことで、TB-303の音を使った曲を公開します!
制作中のもので完成状態ではないけれど…
しかも本物のTB-303ではなくクローンのTB-03を使ってます

32小節しかないけれど聴いてください!

アシッドハウスっぽくもなく、かといってハードコアってわけでもない中途半端な曲で申し訳ないw
これが今の僕が作ることができる世界観とクオリティ!!

TB-303の独特のビヨビヨした音に憑りつかれてる僕は今後もTB-03を武器に曲を作っていきます!
制作風景


それにしても僕はなんでこんなにTB-303の音に惹かれてしまうんだろう。
一番初めにTB-303という楽器の音を認識してかっこいい!!!って思ったのが「Hard Trance 303 II」というタイトルのCDを聴いた時かな。
今でもiPhoneに入っててたまに聴いてる。

当時の技術的な制約もあったのだろうけど、収録されていた曲はとにかく楽器の数が少なかった。
・ドラムマシン
・声のサンプリング
・TB-303を1台か2台?
・効果音
っていう編成が多かったかな。

シンプルな編成なのに曲の展開、音の変化も複雑で聴いていて全然飽きない、不思議な感覚だった。
安易に他のシンセなどを増やさず、音の抜き差しやフィルターの開け閉めをとことんまで工夫して突き詰めた、心の芯から揺さぶられて踊りたくなる曲たちがそのCDには収録されていた。

言い換えると、このTB-303は、その音だけで人々を興奮させることができる、そんなポテンシャルを持った楽器だということかな。

このCDをきっかけに実は本物のTB-303を中古で買ったこともある。
当時10万くらいだったかな?
その時は曲作り自体の情熱がそこまででもなくって使い方もわからなくてすぐに売ってしまったんだけど、、、
今思うともったいないことをした。

今はTB-303の音だけで勝負した曲も作っていきたいな!という情熱が燃えている
TB-03もかなり使いこなしてきた!

そんな Happy 303 day!
Happy303Day!


StudioOneのRoomReverbが意外と使えるという話

しっかり書こうと思ったんだけど駄目だぁ…体力と気力と時間の限界…

まずは次の音源を。「ルリコアイシテル」という気持ち悪い僕の声にはStudioOneというDAWに最初からついているリバーブだけを使用している。


このボイストラックには次のように2個のRoomReverbを使用した。
StudioOneRoomReverb

1個めは狭い部屋の鳴りのような感じで初期反射を強調し「リバーブ掛かってる感」を出す。
2個めはいわゆるリバーブっぽい響きがあとから付いてくるようにプリディレイを長めにしつつ初期反射を聞こえないようにして残響だけになるように設定。

このリバーブを2段がけするテクニックは色んな人が解説してるので知ってる人が多いと思うけれど、僕は↓の和田さんの説明が一番わかりやすかった。


このテクニックをStudioOneのRoomReverbだけで行ったのが冒頭の音源というわけ!
ちょっと急いで作った音源なので詰めが甘いけど、意外と使えるっしょ?ってのが少しでも伝わればいいなぁ〜と。

まぁ、こんなことを書きつつVintageVerb買おうかなぁとか、他にボーカル用に使いやすいリバーブないかなぁとか探して入るところです

入力ゲイン注意? Waves Nx Ocean Way Nashville(Virtual Mix Room)

ちょっと前に、ヘッドホンでスタジオ・スピーカーの音を再現する系のプラグインの入力音は、ヘッドルームを十分にあけておく必要がある。。。みたいなことを書きました。


現代のDAWにおいて、これは必ずしも正しくないかも…と思い、取り急ぎ「Nx Ocean Way Nashville」で検証しました。

下図のように「Nx Ocean Way Nashville」に対して
(1) ヘッドルームに余裕がある音を入力する
(2)クリップするような音量を入力して、「Nx Ocean Way Nashville」の出力ゲインを下げる
というパターンを検証
ocean_way_nashville_input_gain


その結果がこちら↓
うん、後半の入力をクリップさせた場合でも特に音に変化はなさそう。
少なくとも音割れしてるとかはなさそう。


波形もそれほど違いはなさそう。
ocean_way_nashville_input_gain_wav



というわけで、内部処理が32bit(64bit)floatで処理されている現代のDAWやVSTにおいては、最終出力でクリップしなければ、途中でクリップしてても問題ない!!!!!

と、いうような気がする。間違ってること書いてるかも。

とはいえ、クリップした赤いランプが点いてるのは精神衛生上よくないし、「Plugindoctorで遊ぶ:入力ゲインを気を付けよう」でも書いたけど、プラグインによっては入力ゲインを上げすぎない方が良いものもあると思うので、やっぱり各チャンネル・プラグインの入力ゲインには気を付けようと思う。


久しぶりの『歌ってみた』ミックス

※歌ってみたMix依頼募集中〜無料で承ります
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数日前にすごく久しぶりに歌ってみたMixの依頼をいただいたので作業開始!
ボーカルがめちゃうまいのでテンション上がると同時にプレッシャーも感じつつw
ピッチ補正いらないんじゃないかなーってくらいうまいので、、、これで完成品がショボくなってしまったら申し訳ない…というプレッシャー。

去年、いろいろ学んだことを活かして頑張るぞー
特にコンプ、EQの使い方は結構変わった気がする、、、それが音に良い感じに反映されますように!!

あと、VocalRiderの試用版を試しはしたんだけど結局買わなかった。
StudioOne5にバージョンアップして、クリップゲインエンベロープの機能を使うことにした。
手コンプのオートメーションを書いた結果が即座に波形に反映されるので、耳と目の両方で確認しながら調整できるのが良い。
めちゃくちゃ作業効率が良い。


こんな感じで編集してます。
手コンプ的なところと、歌の出だしで突きたいところの編集が同時にサクッとできるのが良い
utamita_clip_gain_envelope


というわけで、頑張りますぅぅぅ

やっぱり L3 を使おう(回帰)

やっぱりマキシマイザーだよね!

L3なマスター


ここ半年ほど、ハイレゾミックスだの、ラウドネスノーマライゼーションだの、ゲインステージングだの、VUメーターだの、スペクトルアナライザだの、サチュレーションだの、、、、
しまいには「マキシマイザーを使うのをやめたら好きな音に近づいた…」だの、頭でっかちDTMerの典型を突っ走ってたけど曲作りが全然進まねぇぇぇぇぇ

こんなゴテゴテしたミキサーとはおさらば!!
無駄なミキサー

もう、こまけぇこたぁ良いんだよ!の精神でシンプルなプラグイン構成で行こう

●マスター
L3だけ!!!といいつつ、やっぱりスペアナは挿しちゃう
マスター

●トラック
極論SSLチャンネルストリップと、Pro-Q3だけでいい気もするけど、なんとなく気分で。
トラック

●バス
SSLバスコンプも好きだけど、今はPulsarMuがお気に入り。
Bus

●リバーブ
StudioOne付属のOpenAirを見直した…結構いい。。。
リバーブ

●ディレイ
前から使ってるREPLIKA、、、設定が簡単で音も良い〜
ディレイ


Pro • Q 3
Pulsar Mu
SSL E-Channel
PuigTec EQs(Pultec)
Radiator
REPLIKA
S1 Stereo Imager
H-Comp Hybrid Compressor

制作中、音作り以外のプラグインはもうこん感じで良いよ!サンプリングレートも48kHz!
曲が完成してからマスターのL3を外してMixのあれこれを考えよう。

ようやくそこに気づいたか、気づくのが遅すぎる…

とはいえ、これまでいろいろ試したのは完全に無駄というわけでもなかった
制作中に必要な最低限のプラグインはコレってのが自分の中で明確な意図をもって決めることが出来たし。続きを読む

Plugindoctorで遊ぶ:DAWとつなぐ

Plugindoctorは基本的にはVSTホストとして動作し、VSTプラグインの周波数特性、歪み特性、コンプのかかり具合とかを計測して可視化してくれるアプリだ。

PD_Plugin


しかし、先日、TrueIronところというプラグインを計測しようとした、まったくグラフが描画されない状態だった。
何かしらの制約があるのだろうか‥‥

そんな折、PlugindoctorとDAWを繋げて計測する方法を見聞きした。
Plugindoctorからの出力をDAWのインプットに入れて、計測したいプラグインを通した音をPlugindoctorに返すという方法だ。

PD_TO_DAW


さて、この具体的な方法は……

Plugindoctorに以下のようにオーディオデバイスの出力と入力を設定するダイアログがあった。

PD_設定画面


もともとはハードウェアのエフェクタの特性を計測したりするのが目的のものだったのだろうか。
オーディオインターフェースの出力を選択し、エフェクタを通した結果をまたオーディオインターフェースの入力で受け取る、、というものを想定したものと思われる。

PD_TO_HARD


この信号の流れをPCの中で完結できれば、Plugindoctorの出力をDAWに渡し、DAWの出力をPlugindoctorで受け取ることができる。

今回は、仮想オーディオデバイスという仕組みを実装したVB-CABLEというソフトウェアを利用することで実現した。


導入方法はこちら。。


VB-CABLEをインストールすると、Windows上では仮想のオーディオインターフェースの入出力が増える
今回の目的ではオーディオデバイスが2つ必要だったのでシェアウェアの方を利用した(600~900円くらいだったかな)
SoundDevice


以下のような設定をして、Plugindoctorの出力をDAWへ、DAWの出力をPlugindoctorへ…ということができた。
PD_設定画面2S1_設定

PD_TO_DAW_with_AB

注意点
  • Plugindoctor,DAWのサンプリングレートを合わせる
  • バッファサイズを大きめにする(僕は最大にした)

それでも計測結果にのノイズがのったりして綺麗な波形にならないので、まだほかに何か設定や調整が必要なのかもしれない。


こうして、TrueIronの計測結果を目視することができた。
まだまだノイズがのってしまてるけど
TD_TrueIron


さて、こうなてくると、DAW標準搭載のエフェクトも計測できちゃうんじゃない??ということで、今一番気になっているFatChannelを計測してみた。
FETコンプ、パッシブEQを通しただけでは倍音が生成されたりしてなかった。
アナログモデリング的な挙動によるサチュレーション効果(倍音付与)を期待してしまっていただけに残念だった・・・・

PD_Fatchannel


続きを読む

初 ”歌ってみた” MIX

先日、某ミックスコンテストに参加してからボーカル曲のミックスがやりたい熱があがってきた。

どうしようかなーと思ってたら、歌ってみたのボーカル素材をMIX練習用に使っても良いよ、という形で公開してくださっている方をTwitter上でみつけた。
さっそくお声かけさせてもらって、2週間前ぐらいから取り組んでまして…

ようやく第一弾をYouTubeにアップしてみました。
感想いただけると嬉しいです。
無作法とかあったら、そちらのご指摘もいただけると嬉しいです


ボーカル素材を提供してくださったのは「さきたす(@sakitasu_39)」さん
高音の伸びが綺麗でボーカルMIX初心者の僕に優しい歌声でした。

2Mixのオケとさきたすさんから提供していただいたボーカルをミックスした感じです。

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原曲:ベルセルク(berserk)

Music/WORD : まふまふ(@uni_mafumafu)

むちゃくちゃかっこいいですね。ハモりやサビの響きが素晴らしくて、同じように真似してみようと試みたけど、全然同じ風にできなかった…
ここは精進あるのみ…

今までインストの曲ばかり作っていた自分にとって初めてやったこと学んで工夫してみたことなど。。。
・ピッチ、タイミング調整
・ボリュームオートメーション
・ハモリ
・リバーブ続きを読む

192kHzマスタリング

↓で192kHzのオーディオインターフェースを買おうかまよってる感じのことを書いてけど、、
同人DTMerに192kHz対応のAudioインターフェースは必要か?

結局、買ったw
以前使ってたものをメルカリで売ってからこれを手に入れたので実質1万円くらいでグレードアップ。
studio26c_sq


早速192kHzマスタリングを試してみたんだけど…
TapeWaves NLSL3-16あたりを使うとCPU負荷が跳ね上がって僕のPCでは音飛びしまくる・・・
とりあえず、↓のようなコンプ、EQをかけてかる〜くマスタリング的な処理をしてみた。
192setting


44.1kHzと192kHzとで比較してみた…けど、違いがよくわからんかった…
もっとガッツリかけてみないとわからないかな…


ともあれ、192kHz環境を得て自己満が進んだのでテンション上がってる!

DTMerっぽいデスク

DTMerっぽいデスク

先日、スピーカースタンドを買ったので、その風景を写真に撮ってみた。
こんなにDTMerっぽいデスクになったのはDTMを始めてから初めてかもしれない。
ヘッドホンでの作業が多かったからスピーカーをちゃんと設置したのも初めて?

今まで、何かに、誰かに遠慮してたけれど、ちょっと吹っ切ってみた。

それはそうと、この安いスピーカー(PreSonus Eris3.5)、、、仕様を見たら再生可能な周波数の範囲が 80Hz 〜 20kHzってことで、低域も薄くて確認しづらいし、広域も頭打ちだからハイレゾミックスの意味がないかも……

スピーカー選びの時点ではコスパ重視すぎて周波数特性まで見てなかった…
ここはまたお金をためてグレードアップを検討しよう
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