だから囁くのさ

音楽の話とかとか

MIX依頼

高音圧のオケにボーカルをMIXする【歌ってみた】

パツパツに音圧が上がってる(マキシマイズ)されているオケにボーカルをミックスすると『鬼の金棒のような波形』になってしまうなぁ…ボーカルが浮くなぁ…というのがちょっと前までの悩みだった。
こんな風な。
kanabou

この悩みについて一応の解決というか一つの終着点にたどり着いたので記録として書いておこうと思った。

まず鬼の金棒のようになってしまっていた原因は↓のような感じ。
  1. ボーカル素材に強めのコンプをかけるのは悪だと思い込んでいた。
    結果としてかなりダイナミックレンジの広い音源になってしまっていた。
  2. それに対してマキシマイザーがかけられたオケはダイナミックレンジがかなりせまい。
  3. パツパツのオケにダイナミックレンジが広い(音圧が低い)ボーカルをMIXするとき、ちゃんと聴こえるようにするためにボーカルトラックの音量を結構上げる必要があった。
  4. 結果として、ボーカルがオケから飛び出すような波形になり、ボーカルが存在するところだけとげとげしたような波形になる。

ボーカルの線が細くてオケから浮いて聴こえる
悩ましい…と思っていたところ。。。次のような、まさに自分の悩みに対するアンサーの一つを提示してくれることを予感させるサムネイルの動画が目に飛び込んできたので早速見てみた。

なぜかボーカルが混ざらない!ミックスがうまくいかない理由!わーだー専門学校じゃねぇよ〜作曲家のためのエンジニアリング〜【DTM 歌ってみた ミックス師】


かなり目からうろこだった!
動画の内容を歌ってみたMIXの場合に置き換えると『ボーカルの音圧(ダイナミックレンジ)をオケに合わせる』ということだと理解した。
つまり、マキシマイズされたパツパツのオケにMIXするなら、ボーカルもコンプでぶっ潰せ!!ということと自分は解釈し…ちょっと試してみた。
mix_wav

ちょっと…やりすぎた感はあるけれど…次のような波形になり、聴いた感じもボーカルがオケの中にビシっと安定したような気がする。
まだまだ下手糞だけど今までの歌ってみたMIXをやり直したくなるくらいには少なくとも自分の中ではかなり手ごたえを感じた。
mix_result
ちなみにこの音源、、マスターにコンプもマキシマイザーも入れてないんだけどラウドネスを14LUFSに合わせた時点でピークがー1.5dbFSに満たなかった。
YoutubeやSpofityなどが規定してるラウドネス値は無茶なマキシマイズが不要になる絶妙なところなんだなーってのを改めて実感した。


余談だけど…
ラウドネスノーマライゼーションを意識し始めてからマスターにマキシマイザーを使わなくなったのだけど、そのころからボーカルに限らず、インスト曲でもMIXがまとまらない…一部のトラックが浮く…って悩みが増えた気がする。
それでちょっと実験したのだけど、ボーカルが浮きまくった2MIXを強めのコンプかマキシマイザーでつぶしたら浮いてたボーカルがオケに密着したように聴こえた。
total_comp_test

マキシマイザを使わなくなった結果、浮いた部分が潰れなくなったので、浮いてるトラックのダイナミクスレンジがほかのトラックと合ってない…っていう僕のMIXの下手さ加減が自覚できるほどまでに顕在化したのだな。
今後はボーカルMIXに限らずトラックのダイナミックレンジにも気をつかってMIXをしていこうと思う。
あと、マスターにマキシマイザーやコンプを強めにかけながらミックスすると、ミックス中の失敗を隠すことになってしまうなぁと感じたので今後は気を付ける!

MIXが楽しい!!!( Wavesミックスコンテスト )

今、MIXが超楽しい!
DJ Mixではなく楽曲のMIXです!
mix_fukei

去年、歌ってみたのボーカルMIXを始めてから、ボーカルトラックの処理についてだけではなくMIX全般の基礎知識やテクニックを勉強している。
そこで得た知識を実践すればするほど自分のMIXが良い方向に変化しているのが感じられるのでテンションUP!という感じ。
※まだまだ下手糞だけど、2年前よりは確実に上達してる気はする。

さて、そんなテンションのさなかWaves主催の「Mix with WAVES - Ovall ミックスコンテスト」が開催されてるという情報をキャッチ。
他の人の楽曲のパラデータをゲットしてMIXできる機会ってのは割と少ないのでチャレンジしてみよう!と思い立った。

去年もWaves主催?のミックスコンテストがあって、この時はWavesGoldバンドルのみを使用してMIXせよ!というものだった。
今回はGoldより上位のHorizonバンドルに入ってるプラグインまで使ってよいということだ。
しかし自分はDiamondバンドルしか所有していないので…Horizonにアップグレードすることなく今の武器で戦うことにする。

メインで使おうと思ってるプラグインは以下の通り…PultecEQ以外は全部Goldバンドルから入ってるプラグインなんだよなぁ…
「PuigTec EQs」
「C4(マルチバンドコンプ)」
「H-Comp」
「MaxxBass」
「Renaissance Compressor」
「Renaissance Equalizer」
「Renaissance Reverb」
「V-EQ4」
「TrueVerb」

Horizonまでアップグレードするなら 76,2Aコンプとか、Karmer系とか使いたいけど、、無いなりに戦ってみるか。

こうしてみると、Diamondバンドルの位置づけってのが微妙な気がするなぁ…「NLS Non-Linear Summer」が欲しくて、Horizonバンドルに入ってなくてDiamondに入っていたからDiamondにアップグレードした気がする。

今となってはサチュレーション用途としては別のプラグインを使うことが増えてNLSの使用頻度はかなり下がっているからDiamondバンドルに固執する必要があまりないんだよなぁ。。。

だらだら書いたけど、、、基本、各トラックは
「V-EQ4」でざっくりと音作り
「H-Comp」(or 「Renaissance Compressor」)でダイナミクス、前後関係の調整
「Renaissance Equalizer」で微調整
というのを基本にしつつ、バランスをとりつつ好きな音に近づけていこうかなと。

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特に気を付けることとしては

◎ボーカルやソロ楽器を常に流しながら各トラックの音作りをする
この前のサンレコの動画のやり方を真似してみる。
メインのトラックに対して各トラックをどこに位置付けるか?を意識する。


各トラックの音だけをソロで聴きながらEQ、コンプをかけて単体で聴いた時によく聴こえるようにしても意味がない…と。
かといって、全トラックが鳴っている状態でEQ,コンプの調整をするのは難易度が高い。

なのでメイントラックと、処理対象のトラックの2本を流しながらEQ、コンプの調整をしてみる。
今回でいうと、ボーカルとソロのギター、EPianoをメイントラックとして捉える。
このメイントラックに対して、相対的にどの位置(前後・上下)にいれば良いのかを意識しながら調整する。

特にコンプのアタックタイムの設定。
メイントラックより前に出したいのか後ろに引っ込めたいのかを意識するようにしたら設定に悩むことが減ったような、、、そんな気がする。

◎ヘッドホンでMIXする場合はマスターボリュームを上げすぎない
ある程度大きな音量をヘッドホンで聴くと、耳コンプ的な現象が発生して全体にコンプがかかったような状態で聴こえるようになってしまうらしい。
確かにその現象に心当たりがあるが「耳コンプ」という単語をググってもあんまりヒットしないので正式な用語でははないのかな。
ヘッドホンで聴いている際の音量を上げれば上げるほどマスタートラックにきつめのコンプやマキシマイザーをかけたような状態に聴こえてしまうらしい。
そうなると、各トラックの音量差とか前後関係を正しく判断することができなくなるので……

MIXする際は爆音で作業しない方が良いらしい。

この話を知る前は、爆音で音楽を聴いた方がテンションが上がるからガンガン音量を上げてMIXしていた。
その結果、全部のトラックの音量をガン上げするようなMIXになっていたような気がする。

◎L系のマキシマイザーを使わない
L1を単純なリミッターとして使用する可能性はあるけれども。

というわけで、やってみるぞ!!




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そうそう、MIX楽しーーっていう話をしていたら、「signal+noise」の中の人からご自身のオリジナル曲のパラデータを提供してもらえた…
2曲も!!

これもやり始めたんだけど、めちゃくちゃ楽しい!
公開することはないと思うので本当に自分の好きなようにMIXの作業自体を楽しんでます!

MIX楽しーーーと言いつつ、0から1を生み出す作曲の才能がない僕の逃げ道になってるような後ろめたさもあるんだけど、、、でも、めっちゃ楽しいんです!!!

僕のMIX勉強・練習用にオリジナル曲のパラデータを使ってもいいよという方がいましたら是非お声掛けいただけると嬉しいです!!
※MIXした音源を公開するか否かはケースバイケースでご相談ということで宜しくお願いします。基本は公開しません。
もしも、万が一、新曲のMIXを僕に依頼したいとか、どんな仕上がりになるか試したいとかあれば、そちらもご相談ください。

ボーカル素材の手コンプのやり方を逆にしてみる!!『歌ってみた』

今回は手コンプというかボーカル素材にボリュームオートメーションを書いてみた話
テクニックとしては特に目新しいものはなくて、単なる僕の作業記録というか気づきのメモとかになります。

さて、本題です。

↓のような音量差が大きいボーカル素材は、今まではコンプで大きいほうを潰して全体の音量差を小さくしてました。
01_vo_org


こんな風に。
02_vo_fet_comp


これをやると、リダクション量が大きいほど、どーしても声が引っ込んだように聴こえてしまうから解決したいなと前々から思っていた。
そこで今回はとあるMIX解説動画(後述)を観た影響でボリュームオートメーションを書いてボーカルトラックの音量の凸凹を均していく処理を試してみた。

いわゆる手コンプというやつかな。

ただし、コンプというと大きいところを小さくすると思うのだけど、僕の耳の感度が悪いので「聴こえないところのボリュームを上げる」という作戦でやってみた。

まずオケとボーカルを同時に流す。
ボーカルの音量が大きい区間が違和感なく聴こえるようなバランスになるようにボーカルトラックのボリュームを設定する。
その状態でうまく聴こえない区間のボリューム上げるような形でオートメーションを書く。
↓こんな風に
03_vo_automation


うるさいところを叩くより聴こえないところを上げる方が特別なテクニックがいらないように感じた。
僕にはこのやりかたが合ってるなぁと思った。

見ての通り滑らかなボリュームオートメーションを書くというよりは指定区間の音量を上げる(下げる)という操作をするにとどめた。
歌い手のニュアンスをなるべくそのままにしたい、というのと、あまり細かくやりすぎても労力に見合った効果が得ずらいと感じたためだ。

そうそう、StudioOneのクリップ・ゲイン・エンベロープの機能を使うと、ボリュームオートメーションの結果が即座に波形表示に反映される点がとても良い!お勧めです!!
04_vo_editing


そんなこんなで↓が手コンプした後にすこーしだけコンプをかけて整えたものと、がっつりコンプでつぶしたものを並べたもの。
05_hikaku


波形的にも、聴いた感じにも、、、あれ!?あんまり違いが感じれない!?!?!?!!?!?
ががががーん。。。。

まだまだ修行が必要そうだけど、、、いや、細かい部分の完成度はやっぱり手コンプの方が上だし!!!!
※思い込み…そう思いたいだけ!??!

めっちゃ頑張ったし!メイン、コーラス合わせてオートメーション書くのに5時間くらい使ったし!
06_all_automation


今回のやり方でボーカル処理したMIXがこれになります。(2021/06/17 更新)
ウンチクをたくさん書いた割りに…というクオリティで申し訳ないですが
MIX全体のクオリティはともかく、ボーカルは聴きやすくなってるかなと〜


============

最後に、今回のチャレンジをするきっかけとなった動画を紹介します。
以前の記事でも紹介した動画ですが、長いので今回の話にかかわるところから再生が始まるように設定しました。


StudioOne ゲイン・エンベロープの紹介動画


============

そうそう、、、、最後の最後に。
今回のようなボーカルのボリューム処理を補助してくれるプラグインっていくつかあるよね。
例えば Waves VocalRiderや、小さいところを持ち上げてくれるという意味でWavesのMV2とかMaxxVolumeとか。

でも、今回のオートメーションの結果を見ると、↓のように、小さいところの持ち上げ幅ががっつり違ったりする個所とかもあるので、少なくともMV2,MaxxVolumeはダメかな…とも思う。
けど時間を作って試してみたいとは思う。
07_biggggg



2022/11/10 追記
オートメーションを書くとクオリティを細かく突き詰めることができるんだけど、MeldaのMAutoVolumeというプラグインがとっても良かったので紹介してます。
WavesのMV2,MaxxVolumeよりも結構いい感じだと思う。

歌ってみたMIX(有償) ご依頼お待ちしてます!

『歌ってみた』のMIX依頼をお待ちしております!
価格・納期などの条件が折り合わない場合はキャンセルしていただいて構いませんので、まずはTwitterのDMなどでお気軽にご相談ください〜
↓これまでのMIXプレイリスト


◎概要
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  • 基本料金: 5000円
    ピッチ・タイミング補正、ハモリ生成、MIX、マスタリング
    納期:1〜2週間ほど。ご依頼の際に調整させてください。
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    動画エンコード : +500円
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    1. リピート割 : 1000円OFF
    2. ピッチ補正無し : 500円OFF
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      ハモリをご自分で歌った場合、原曲にハモリがなかった場合に割引します
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    もちろんMIX結果を聴いてみてからの変更も受け付けます。
  • タイミング・ピッチ補正の要・不要のご希望
    仮MIXを聴いてから決めていただいても構いません
  • ボーカル音源
    1. 声が重なっている場所は別のファイルに分けてください。
    2. 必須ではありませんが可能なかぎり頭出しして頂けると助かります


とりあえず、以上です!
長々とすみません。依頼いただくのに最低限必要な情報は以上です。
これ以降は、僕の過去のMIXや制作事例などの紹介、依頼することが決まった場合のお願い事項だったりします。



◎おねがい
  • Mixした音源をTwitter、Youtube、その他何かしらの形でネット上に公開してください。
  • 下記のクレジット表記をしていただけるとありがたいです。
    @take_de_x
    https://twitter.com/take_de_x


◎ボーカル素材の頭出し
ボーカル素材は可能でしたら頭出ししてもらえると有難いです。
必須ではありません。難しい場合はご相談ください。

下記のサイトなどを参考にしてみてください。
【MIX師さんに依頼する前に】MIXの頭出しとは?重要性は?
歌ってみたをするなら徹底したい「頭出し」の方法【DTM初心者必見!!】
Audacity(オーダシティ)を使った頭出しの方法

◎過去の歌ってみたMixプレイリスト


◎ボーカルエディットサンプル



◎制作事例











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