だから囁くのさ

音楽の話とかとか

マスタリング

『歌ってみた』のマスタリングに使ってるプラグイン

最近は歌ってみたのボーカルMIXをやらせていただくことが増えていてますが、その時、YouTube向けの音量でのマスタリングも一応やってます。
マスタリング過程の音圧的な話は以前の↓記事で書いてるので、今回はそれ以外のプラグインの紹介です。
【再】DTMerのためのラウドネスノーマライゼーション対策 TP -1.0dB -14LUFS

mastering_plugins


特に特別なテクニックの紹介があるわけじゃないですが、誰かの参考になるか、、、マスタリングだけ僕に依頼する際の参考になればと。

  1. Tape
    tape

    デジタルっぽさをなくすというか、全体的にとげとげとした感じをなくす目的で使ってます。
    TYPE Bは低域がふっくらする感じになるので、特に4つ打ちのダンスポップな曲にマッチします。
    セール時にお手頃価格になる上に音が良いので超お勧めですよ〜

  2. COSMOS
    cosmos

    歌ってみたのミックスをするときのオケはmp3で提供されているものが多くて低域がスカスカな音源も多いです。
    そんな時はこのプラグインでちょこっと低域を足すといい感じになります。

  3. VSM-3
    vsm

    このプラグインはマスターでは使ったり使わなかったりです。
    スマホ録音の音源で高域が物足りないとき、、ロック系で音をバリッとさせたいときに音を足します。
    そうすると、後段のPultecEQで8kHz辺りをブーストした時に効きが良くなる気がします。

  4. PuigtecEQ
    pultec

    このプラグインではアナログ感を足してさらに音に厚みを出すとともに5〜8kHz辺りをほんの少しだけブーストすることで全体に明るさと張りをだします。
    あと、低域が足りないときにCOSMOSで足した部分をさらに少しブーストすることでふっくらした音になる気がします。
    このプラグインはがっつりブーストするというよりは、COSMOS,VSM-3で足した倍音を軽く強調するようなイメージでかけるといい感じになります。

    Waves離れしたいのでPultecEQで良いのがあれば乗り換えたいのでお勧め教えてくださーい

  5. Pulsar Mu
    Mu

    PulsarMu大好きですー!モチっとつぶれる感じが好きです。
    このプラグインをかける手前でラウドネスを測定してYouTube用の-14LUFSに合わせようとしたとき、ピークがあまりに飛び出すようであればこのプラグインでダイナミクスレンジを整えます。
    -14LUFSにしたときにピークがそれほど飛び出ないようであれば、ほんのりうっすりかける程度です。

  6. Shadow Hills Mastering Compressor
    shadowhills

    このプラグインもうっすらかける程度です。PulsarMuできっちり抑えてあると、ここではピークをうっすら叩く程度でリダクション量は1dB以下になります。
    ※あくまでラウドネスが-14LUFS程度の音圧の場合です。

    あとは質感を足す目的で、、、、と書きたいところなんですが、このプラグインを通した質感変化は僕の耳ではあまり感じ取れてません。ただ、MIXの勉強で参考にさせてもらってる方が使ってるので僕も使いたい!!!そんなところですw


この他には微調整でPro-Q3を使ったりもしています

※ちょっと書き足りない部分は後日、追記すると思います!



そして最後に、、、、本日の俺テクノ(フリジアンスケールに目覚めた・・??けど、ダサい)




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ちまとまとセールを狙って買いそろえました





Plugindoctorで遊べなかった: 初心者向けマルチバンドコンプ? Drawmer S73

最初にお断り… 今回は Softube Drawmer S73Plugindoctorで計測して書こうと思ったんだけど、結果としてはPlugindoctorで測定できなかった。
これまでもSoftube製のプラグインについては他にもTapeなどいくつか試したのだけど、どれもPlugindoctorで計測することができなかった。。。ホストがPlugindoctorなら何もしないとかプラグイン側で対策してるのかな…



さて、本題。
マスタリングでマルチバンドコンプって使ってますか?僕は使ってません!というか、使いこなせないので使ってません!というのが正確なところ。

マルチバンドコンプをマスターに使いたいなーなんて少し考えていたところ、『マルチバンドコンプ的な処理や複雑なことを内部でやってるけれど、少ない設定で済みますよ!』というのがコンセプトと思われる『Softube Drawmer S73』というプラグインが前から気になっていて、セール情報が流れてきたから試してみた。

プリセットがいくつか選択できて今回は「PUNCH」を選択してやってみた。
前半が適用前、後半が適用後。一応レベルマッチングはしているつもり。
S73を適用したほうがこころなしか音に締まりが出て、低域も安定したような……錯覚かなー。


試しにピンクノイズにS73を適用してみた結果をアナライザで表示してみた。
なんてことはない、低域が持ち上がっている。。。
マルチバンドコンプ的なことをした上で、低域を上げることでパンチが出たように感じたのかなぁ。
s73_punch


他のプリセットもいくつか見てみる。
CLARITY…明るさを追加する?ってことで中高域が強めに
DE-RUMBLE…超低域を抑えめに
VOCAL-ENHANCE…1kHz以上をShelfで上げたような感じ??
s73_周波数特性


色々複雑な処理をしているのだとは思うけど、周波数特性を勝手に弄るプラグインをマスターバスに挿すのはちょっと怖い!!躊躇しちゃうな…と思った次第。
Wet/Dryツマミもあるからうっすらパラレルコンプ的な感じで使うこともできるのだと思うし、実際、今回もそのようなニュアンスで使ったらしっくりハマったような気もする。

あとは、マスターで使うよりもバスとか楽器単体に挿したりしてOTT的な使い方をするのも良いか?
処理負荷が高いからOTTほど気軽にポコポコ挿せないかもしれないが。。。

というわけで、、今回はちょっと目的にそぐわない感じだったので購入には至らず。
購入を検討している方に少しでも有益な情報になってれば良いけれど…

本当は、Drawmer1973とかをちゃんと使いこなせれば良いんだろうけど


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