だから囁くのさ

音楽の話とかとか


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歌ってみた

LX480 Essentials .... StudioOneのRoomReverbより…

先週、StudioOne備え付けのリバーブも結構使えるじゃん!!!とか言った舌の根も乾かぬうちに LX480 Essentialsという前から気になっていたリバーブプラグインのセール情報が目に飛び込んできたからせっかくの機会だし、と、試用版を触ってみた
 ↓
試用開始から5分で購入決定

なんていうか一言でいうと使い勝手が良くてちょっと響きを足したいときにイージーに挿せる感じ。
まずはこれ挿して、次にLittlePlate挿して、ハマんなかったら考えよう。。。みたいな。
一番最初に試してみたくなる音の良さと簡単さが良い。

というわけで、前回StudioOneのRoomReverbのテストで使った音源でLX480を試してみた。
もとの音源がダサいから違いが分かりにくいんだけど、試行錯誤の時間を考えるとこっちのほうが圧倒的にほしい音が得られるまでの時間が短かった。
LX480_vo_reverb


というわけで、これも買ってよかった!これから出番が多くなりそうなプラグインだった。

と・こ・ろ・で……久しぶりにOcean WayのスタジオをシミュレートしてくれるWavesの例のプラグインを使ってみた。
やっぱりテクノ系はこのプラグインを通した音でアガるなぁ〜
ocean_way_nashville


↓ヘッドホンで聴いて(ヘッドホン前提のプラグインだから)


小さめのクラブで聴いてるような音になるから本当にアガる
うーん、やっぱりWaves良いわぁ〜

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StudioOneのRoomReverbが意外と使えるという話

しっかり書こうと思ったんだけど駄目だぁ…体力と気力と時間の限界…

まずは次の音源を。「ルリコアイシテル」という気持ち悪い僕の声にはStudioOneというDAWに最初からついているリバーブだけを使用している。


このボイストラックには次のように2個のRoomReverbを使用した。
StudioOneRoomReverb

1個めは狭い部屋の鳴りのような感じで初期反射を強調し「リバーブ掛かってる感」を出す。
2個めはいわゆるリバーブっぽい響きがあとから付いてくるようにプリディレイを長めにしつつ初期反射を聞こえないようにして残響だけになるように設定。

このリバーブを2段がけするテクニックは色んな人が解説してるので知ってる人が多いと思うけれど、僕は↓の和田さんの説明が一番わかりやすかった。


このテクニックをStudioOneのRoomReverbだけで行ったのが冒頭の音源というわけ!
ちょっと急いで作った音源なので詰めが甘いけど、意外と使えるっしょ?ってのが少しでも伝わればいいなぁ〜と。

まぁ、こんなことを書きつつVintageVerb買おうかなぁとか、他にボーカル用に使いやすいリバーブないかなぁとか探して入るところです

Vocalトラックをサチュレーションさせてハイ・シェルビングEQでがっつりと 【歌ってみた】

ちょっと前にゲットしたVSM-3というエンハンサーのようなサチュレーターのようなプラグインがものすごくグッときたから紹介する記事にしようかなーと思ったんだけど、、、
このプラグイン自体は古いものですでにいろんな人が紹介記事を書いているので僕が書いても今更感があるなと。
そんなわけで、このプラグインを僕の最近のMIXの中でどういう風に使ってるかをメモとして書いておこうかなと思った次第。

最近は歌ってみたMIXをやらせてもらうことが多く VSM-3をボーカルの処理にも多用しているので、ボーカルに使った例を紹介しようと思います。
※マスタートラックに挿してガッツを追加することも多々あります

まずはボーカル音声を。
前半が処理前、後半が処理後です。
後半の方がボーカルの音量自体は下がってるのですが埋もれずに前に出てるかなと。

vocal:けいかちん

そして今回のボーカルトラックにかけたプラグイン
vocal_effect_chain2
LALA(LA-2Aモデリング)VSM-3SSL4000Emaag EQ2

さて、VSM-3の使い方の紹介といいつつ、この記事のタイトルにも繋がるのですが、まずはEQの話を。
この後書く内容は、あくまで僕のやり方…です。

音圧が高くにぎやかなオケの中でボーカルを目立たせるためにハイのシェルビングEQで高域を持ち上げます。
これが僕がボーカルMIXを本格的にやり始める前に想像していたより結構がっつりなんす。
もちろん録音状況や素材によって実際のブースト量は変わりますが、今回の素材ではシェルビングで
●チャンネルストリップで8kHzより上を10dBくらいブースト
●後段の Maag EQで10kHzより上を3.5dBブースト
と2段構え。
一口にシェルビングといってもカーブはEQごとに違うので、なんとなーく音を聴きながら良い塩梅を探してみました。
1段で済む場合もあります。

あ、余談だけどハイをがっつりブーストした結果、なんかちょっと線が細くなったなぁ。。という場合は200〜400Hzあたりを軽くブーストするとコシが強くなる感じがします。
今回もチョコっと低域も持ち上げてます。

=====

ここまでの話だけだと、EQでハイをブーストすれば良いだけということになるのだけど、
EQでブーストするといっても元の素材に高域の成分が含まれていないと全然高域の音量は上がんない。
そこで、サチュレータとかの出番!というわけ。
※この辺りも既に語りつくされたテクニックだと思うけど

VSM-3は元の素材に倍音を加えまくってもともと存在しなかった(少なかった)帯域に音を足してくれる感じ
(かなり嘘を含んだ言い方のような気もするけど雰囲気はそんな感じかな…)
VSM-3_倍音

EQの前にVSM-3を挿すことによって、EQで高域をブーストした時に伸びが良くなるような感じがします。
なので、今回の話でいうと、VSM-3を別のサチュレーターに差し替えてもいいんだけど僕が持っているプラグインの中では現時点でVSM-3がダントツに使いやすい!!
というところです。

VSM-3がどんなに凄いか!ってのは僕以外の人がいっぱい記事を書いてくれてるので色々検索してみてみてください!

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ボーカル素材の手コンプを自動化するプラグイン MAutoVolume を試した→買った

MAuto_高Range波形

このような音量差が大きいボーカル素材をオケにミックスすると良く聴こえる場所と埋もれて聴こえない場所が出てくる。
それを解消するために音量差を小さく均したい。

そこでコンプでぶっ潰す以外の方法として以下を試した。
・VocalRiderを使い
・手書きのオートメーションを書く(手コンプ)
しかし、どちらも納得のいく結果にはならなかった。

そこで最後に行きついたのがコレ!
MAutoVolume!!!

このプラグインは用途をボーカルトラックに限定しているわけではないが、音量差が大きいトラックを均す働きをするとのこと。

プラグインを立ち上げてみたところ、プリセットは少ないしなんかとっつきにくいUIで闇雲にいじるだけでは期待した効果が得られなかった。
チュートリアル動画を見たところ、基本的には↓のようにすればよいとのことらしい。
●感度、先読みをグイっとあげる(SENSITIVITY=100%、Look-Ahead=50%)
●RANGEは大体8dB.
 どれぐらい音量を上下するかという値だと思うから極端に大きすぎると不自然になると思われる
MAutoVolume_UI

この設定で試してみたところ以下のような波形になった。
コンプでガスっとぶっ潰したような波形でありつつも聴いてみるとつぶれた感はなくごく自然。
僕の下手糞な手コンプと比べると一目瞭然、圧倒的なクオリティ差である…
感度、RANGEを微調整すればさらに自然になると思う。
MAuto_波形比較


そして処理負荷は…
先読み時間の分のレイテンシーはあるもののCPU負荷自体は無視してもいいレベル。
A,Bメロ、サビを別トラックにしてそれぞれにこのプラグインを立ち上げて調整するというのもかなり現実的だ。
MAuto_負荷



このプラグインはVocalRiderとちがって後から細かく微調整というのができないが、それが必要ないくらいに自然な仕上がりになるような気がする。
少しだけ懸念があるとすると、、息継ぎの音までかなり大きくされてしまった。
結局は全編を通して聴いて不自然なところをオートメーション書いたりクリップを切ったりする必要があり、手コンプより劇的に効率化するか??はまだ未知数だ。
とはいえ音量の自動操作の結果自体は僕の下手な手コンプに比べると雲泥の差があるので上手く使いこなしていきたいなと思った。

↓チュートリアル的な動画



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ご購入はこちらから

【動画紹介】歌ってみたのハモリパートの作り方

自分の中でネタを絞り出す余力がないので最近見かけた参考になる動画の紹介!

歌ってみたMIXをやる中でハモリパートを作るってことがよくあるんだけど、僕は知識や技術が乏しくちゃんと作れてないなぁ…と思っていたところ。。。
Keinoazaさんという方が最近アップしてくれた動画がとっても勉強になった。

ハモリパートを作る際「3度上・下」とか「キー・スケールから外れた音を使っちゃいけない」というようなルール的なことはなんとなく知っていたけど。。。そもそも、、、
ミックス対象の曲のキー・スケールをどう把握すればいいんだ!?!?
という低レベルな悩みを持っていた。。。

そんな基本的なことを教えてくれる動画です!
僕にはとっても役に立ちました。
細かい音楽理論とかはとりあえず置いておいてハモリを作れるようになるよ!というコンセプトで30分ちょいで説明してくれてます。
この動画のおかげで単純なメジャー、マイナースケールのキーを簡単に把握できるようになりました!!
※バカみたいな話だけど僕にとっては画期的なこと…


メジャーとマイナーは表裏一体っていうのが目からうろこだったなぁ〜はい。
今後の歌ってみたMIXのレベルアップにつながりそうな気がしてます!

今回の学びの成果


高音圧のオケにボーカルをMIXする【歌ってみた】

パツパツに音圧が上がってる(マキシマイズ)されているオケにボーカルをミックスすると『鬼の金棒のような波形』になってしまうなぁ…ボーカルが浮くなぁ…というのがちょっと前までの悩みだった。
こんな風な。
kanabou

この悩みについて一応の解決というか一つの終着点にたどり着いたので記録として書いておこうと思った。

今回使ったプラグインはこちら…




さてさて、まず鬼の金棒のようになってしまっていた原因は↓のような感じ。
  1. ボーカル素材に強めのコンプをかけるのは悪だと思い込んでいた。
    結果としてかなりダイナミックレンジの広い音源になってしまっていた。
  2. それに対してマキシマイザーがかけられたオケはダイナミックレンジがかなりせまい。
  3. パツパツのオケにダイナミックレンジが広い(音圧が低い)ボーカルをMIXするとき、ちゃんと聴こえるようにするためにボーカルトラックの音量を結構上げる必要があった。
  4. 結果として、ボーカルがオケから飛び出すような波形になり、ボーカルが存在するところだけとげとげしたような波形になる。

ボーカルの線が細くてオケから浮いて聴こえる
悩ましい…と思っていたところ。。。次のような、まさに自分の悩みに対するアンサーの一つを提示してくれることを予感させるサムネイルの動画が目に飛び込んできたので早速見てみた。

なぜかボーカルが混ざらない!ミックスがうまくいかない理由!わーだー専門学校じゃねぇよ〜作曲家のためのエンジニアリング〜【DTM 歌ってみた ミックス師】


かなり目からうろこだった!
動画の内容を歌ってみたMIXの場合に置き換えると『ボーカルの音圧(ダイナミックレンジ)をオケに合わせる』ということだと理解した。
つまり、マキシマイズされたパツパツのオケにMIXするなら、ボーカルもコンプでぶっ潰せ!!ということと自分は解釈し…ちょっと試してみた。
mix_wav

ちょっと…やりすぎた感はあるけれど…次のような波形になり、聴いた感じもボーカルがオケの中にビシっと安定したような気がする。
まだまだ下手糞だけど今までの歌ってみたMIXをやり直したくなるくらいには少なくとも自分の中ではかなり手ごたえを感じた。
mix_result
ちなみにこの音源、、マスターにコンプもマキシマイザーも入れてないんだけどラウドネスを14LUFSに合わせた時点でピークがー1.5dbFSに満たなかった。
YoutubeやSpofityなどが規定してるラウドネス値は無茶なマキシマイズが不要になる絶妙なところなんだなーってのを改めて実感した。


余談だけど…
ラウドネスノーマライゼーションを意識し始めてからマスターにマキシマイザーを使わなくなったのだけど、そのころからボーカルに限らず、インスト曲でもMIXがまとまらない…一部のトラックが浮く…って悩みが増えた気がする。
それでちょっと実験したのだけど、ボーカルが浮きまくった2MIXを強めのコンプかマキシマイザーでつぶしたら浮いてたボーカルがオケに密着したように聴こえた。
total_comp_test

マキシマイザを使わなくなった結果、浮いた部分が潰れなくなったので、浮いてるトラックのダイナミクスレンジがほかのトラックと合ってない…っていう僕のMIXの下手さ加減が自覚できるほどまでに顕在化したのだな。
今後はボーカルMIXに限らずトラックのダイナミックレンジにも気をつかってMIXをしていこうと思う。
あと、マスターにマキシマイザーやコンプを強めにかけながらミックスすると、ミックス中の失敗を隠すことになってしまうなぁと感じたので今後は気を付ける!


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ちなみに、今回ボーカルをぶっ潰すのに使ったコンプはこちら
Pulsar1178 定番のFETコンプ!Pulsarには絶対の信頼を置いてます


Material Comp 国産の超万能コンプ。Pro-C2を持っていないならこっちを先に買え!

ボーカル素材の手コンプのやり方を逆にしてみる!!『歌ってみた』

今回は手コンプというかボーカル素材にボリュームオートメーションを書いてみた話
テクニックとしては特に目新しいものはなくて、単なる僕の作業記録というか気づきのメモとかになります。

さて、本題です。

↓のような音量差が大きいボーカル素材は、今まではコンプで大きいほうを潰して全体の音量差を小さくしてました。
01_vo_org


こんな風に。
02_vo_fet_comp


これをやると、リダクション量が大きいほど、どーしても声が引っ込んだように聴こえてしまうから解決したいなと前々から思っていた。
そこで今回はとあるMIX解説動画(後述)を観た影響でボリュームオートメーションを書いてボーカルトラックの音量の凸凹を均していく処理を試してみた。

いわゆる手コンプというやつかな。

ただし、コンプというと大きいところを小さくすると思うのだけど、僕の耳の感度が悪いので「聴こえないところのボリュームを上げる」という作戦でやってみた。

まずオケとボーカルを同時に流す。
ボーカルの音量が大きい区間が違和感なく聴こえるようなバランスになるようにボーカルトラックのボリュームを設定する。
その状態でうまく聴こえない区間のボリューム上げるような形でオートメーションを書く。
↓こんな風に
03_vo_automation


うるさいところを叩くより聴こえないところを上げる方が特別なテクニックがいらないように感じた。
僕にはこのやりかたが合ってるなぁと思った。

見ての通り滑らかなボリュームオートメーションを書くというよりは指定区間の音量を上げる(下げる)という操作をするにとどめた。
歌い手のニュアンスをなるべくそのままにしたい、というのと、あまり細かくやりすぎても労力に見合った効果が得ずらいと感じたためだ。

そうそう、StudioOneのクリップ・ゲイン・エンベロープの機能を使うと、ボリュームオートメーションの結果が即座に波形表示に反映される点がとても良い!お勧めです!!
04_vo_editing


そんなこんなで↓が手コンプした後にすこーしだけコンプをかけて整えたものと、がっつりコンプでつぶしたものを並べたもの。
05_hikaku


波形的にも、聴いた感じにも、、、あれ!?あんまり違いが感じれない!?!?!?!!?!?
ががががーん。。。。

まだまだ修行が必要そうだけど、、、いや、細かい部分の完成度はやっぱり手コンプの方が上だし!!!!
※思い込み…そう思いたいだけ!??!

めっちゃ頑張ったし!メイン、コーラス合わせてオートメーション書くのに5時間くらい使ったし!
06_all_automation


今回のやり方でボーカル処理したMIXがこれになります。(2021/06/17 更新)
ウンチクをたくさん書いた割りに…というクオリティで申し訳ないですが
MIX全体のクオリティはともかく、ボーカルは聴きやすくなってるかなと〜


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最後に、今回のチャレンジをするきっかけとなった動画を紹介します。
以前の記事でも紹介した動画ですが、長いので今回の話にかかわるところから再生が始まるように設定しました。


StudioOne ゲイン・エンベロープの紹介動画


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そうそう、、、、最後の最後に。
今回のようなボーカルのボリューム処理を補助してくれるプラグインっていくつかあるよね。
例えば Waves VocalRiderや、小さいところを持ち上げてくれるという意味でWavesのMV2とかMaxxVolumeとか。

でも、今回のオートメーションの結果を見ると、↓のように、小さいところの持ち上げ幅ががっつり違ったりする個所とかもあるので、少なくともMV2,MaxxVolumeはダメかな…とも思う。
けど時間を作って試してみたいとは思う。
07_biggggg



2022/11/10 追記
オートメーションを書くとクオリティを細かく突き詰めることができるんだけど、MeldaのMAutoVolumeというプラグインがとっても良かったので紹介してます。
WavesのMV2,MaxxVolumeよりも結構いい感じだと思う。

Pulsar Over Sampling

現在(2021/05/29時点)セール中のPulsar Muですが、最近の更新でオーバーサンプリングの設定に変更があったみたいですね。いや、結構前から?
Pulsar 1178も同様の設定項目が追加されてました。


↓のように、オーバーサンプリングの値をリアルタイムとオフラインとで別々に設定できるようになった!制作時はオーバーサンプリング無し(2x)とかにして、Wavに書き出すときは8xにするということができるようになった〜便利!
Mu_oversampling


そのような設定にしてみたところ、オフラインバウンスなのに書き出し速度がリアルタイムになってた(通常の再生時と同じ)
オーバーサンプリング設定してないときは少なくとも4倍位で書き出していたような気が…
offline_bounce


手持ちの他のプラグインでは…TrueIronも同じような意味合いの設定があった。
true_iron



基本的にはオフラインバウンス時に高精度・高負荷の処理をやらせるというのは良いと思うんだけど、制作時に聴いている音とは違う音が出力されるということだよね。
劣化するはずはないと思いつつ...
こういう機能が各プラグインにあると良いなぁ〜と思う一方で心配になってしまうのでしたw

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※関連記事



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【動画紹介】ボーカルへのEQを怖がらない

先週に引き続き、Mix勉強用の動画紹介!

(2021/05/16 15:50 加筆)
こちらの和田さんの動画を見てShelfタイプのEQの効果について学んでからサンレコ企画の動画を見るとすごく理解が深まる気がしました。
■超初心者向けEQ(イコライザー)の使い方!わーだー専門学校じゃねぇよ〜作曲家のためのエンジニアリング〜【DTM DAW 宅録】


(2023/08/22 加筆)
こちらの動画でも不必要なEQをしないことについて語られているので紹介
ローカット警察はもう怖くない!作曲家目線のEQ使いこなし術!!【DTM/作曲】


■『歌を際立たせるプロのミックス技法【前編】』 by 渡辺省二郎(サンレコ クリエイティブ・ラウンジvol.1 2021年3月21日)
サンレコの企画でいろんなエンジニアさんのMixテクニックをインタビューで聞いたり、実際の作業風景を見せたりしてくれる催し物のアーカイブ動画。
その中で観始めて気になってる動画が↓です。
合計1時間半くらいの動画のうちまだ3割くらいしか観れてないけれど凄く面白いです。



この動画の中で『イメージした音に近づけるためのEQを怖がらない!ガンガンやる!位相がずれるとかそんなの関係ない!』って話しているシーンがあって参考にしてやってみた。
↓ボーカルに3〜6dB以上ブーストするなんて今まではビビって出来てなかったけど…
今回はガッツリとブーストして、ガッツリ潰すをやってみた。(といいつつ少しビビった設定)
なかなか良い結果になった。
vo_eq_comp


最近、なんとなくビビってEQをカット方面に使うことが多かったけれど音がイメージした方向に近づくならガンガンブーストもありだな!

ところで、音作りの段階のEQはやっぱり↑のような4〜6バンドくらいのパラメトリックEQが良いね。
Pro-Q3とかはめちゃめちゃ使い勝手は良いんだけど細かくポイントを追加できすぎちゃうし、アナライザの視覚情報にも惑わされちゃうし。
音作りの段階では、音を聴くのに集中してパラメトリックEQのつまみをグイグイ弄るほうがゴールに近いね。
先日API550Bを使ってみたときに感じたことが更に実感として腹落ちした。


今日紹介した感じの『完成形の曲のMix過程を解説しながら進めてくれる動画』って貴重だなー。
テクノ、トランス系で日本語の動画があると良いなぁ。
Youtubeを検索するとMixを説明しながら見せてくれる動画は結構あるけど外人さんがやってるものが多い。
英語が聴き取れなくて、なんでその操作したの?が全くわからなくて参考にならなかったり難しかったり。

Tipsや個別のテクニックを紹介してくる日本人の動画もものすごーく勉強になるけれど、完成している曲のMix過程を解説してくれる動画って少ないからとても貴重だと思うので紹介してみた〜

ボーカルのピッチ補正を行う簡単なコツ『歌ってみた』

これを読んでる方、Melodyneなどのピッチ補正ツールを使うのはいつですか?

僕はDAWにボーカル素材を取り込んでから以下のような、いわゆるトリートメント的な処理を行ったあとのほぼ最後の段階でピッチ補正を行っていました。
・発音のタイミング補正
・EQでローカットを含む不要帯域のカット
・ボリュームオートメーションやコンプで凸凹をある程度整える

しかし、今取り組んでいるボーカルMIXではEQ・コンプをかける前にピッチ補正を行ってみた。
EQ・コンプで変に波形を変化させてしまう前に音程を調整するほうが音質劣化が少なくて済むのでは?と考えたため。
そもそも音程がズレずに歌えた場合はEQに入る前の音声がピッチが合ってる状態になるはずだから(現実的にはありえない想定だけど)

具体的には↓の手順でボーカル素材を加工してMIXしてみた。
・iZotope RX 7 で基本的なノイズ除去を行ってDAWに取り込む
・タイミング補正とボリュームオートメーションだけ書く
・Melodyneでピッチ補正
・EQ、コンプなどを使って曲に馴染ませていく
VocalPitchEdit2


結構いい感じになったと思う!
多分…

ピッチ補正前にボリュームオートメーションを書いちゃったのが実はちょっと気になってる。
コンプを掛けた場合ほどでないにせよ元の音声と波形が変わってしまっているはずなので、その状態でピッチ補正をかけるのは正しいのか…

次回のMIXではボリューム変更する前にピッチ補正を入れてみようかと思う。


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