だから囁くのさ

音楽の話とかとか


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同人・音楽系

DTMerな一年でした

今年の最初のころにラウドネスノーマライゼーションといものを知ってからミックスについてや、海苔波形についていろいろ考えたり実験したりした一年だったなぁ。
頭でっかちDTMerとなって迷走した日々もあったけれど。

音を大きくするために、アタック0のコンプやマキシマイザーで波形をぶっ潰して海苔波形を作っていたところから、大きく方向性が変わったのは確か…
お恥ずかしい話だけど、コンプのアタックタイムを10msより大きな値で使用したことがなくって、それによって失われていた色々があったんだなぁ、、と気づかされ勉強になったり。
まだまだ全然使いこなせてないけど。

去年までの音源と比べると、マキシマイザーでつぶした時のような窮屈感は減ってるかなーと思ってるけど、どうかなぁ…
もっとすっきりした音にしたいとは思ってるけど。


それから、Wavesのプラグインばっかり使っていた去年と比べて、別のメーカーのプラグインを試すようになった。
Plugindoctorというアプリを知って、プラグインの特性を調べたりするのも楽しくなってきた日々だった。
今年、いろいろ試した結果「常に使う」ってぐらいまで手になじんできたプラグインを棚卸的に書いておこう。
  • Pulsar Mu
    主にバスコンプとして使うようになった。つねにどっかで使ってる、っていうくらい気に入ってる。
    WavesのSSL Busコンプも好きなんだけど、MuはサイトチェインにEQをかけれるのが使い勝手が良い。
    あと、ゲインリダクションゲージの針の振れとは別に、ちょびっと飛び出すピークを綺麗に違和感なく均してくれてる気がする。
    オーバーサンプリングも付いてる
  • Pro-Q3
    ほとんどのトラックに挿すくらい使ってる。
    とにかく操作性が良すぎる。EQポイントの個数が最初から決まってるわけではなく好きなように増やしたり削除したりできるのが良い。
    特にカット方面で音を補正したいときに使いやすい。
  • Radiator(LittleRadiator)
    アナログ感プラグイン。
    ちょっと負荷は高いんだけど、音を荒々しく汚したいって時に使いやすい。
    リバーブの前後どちらかに挿すといい感じに広がるようにも感じる。
  • True Iron
    アナログ感プラグイン
    めちゃくちゃ主観だけど音に「丸み」と「艶」を出してくれるような印象
  • bx_console 4000E
    WavesのSSL EChannelをよく使っていたんだけど最近乗り換え。
    TMT機能が良い。
    特にEQを使ったときにステレオトラックが絶妙に滲んで広がる印象がある。
    思い込みかもしれないけど、他のトラックとの馴染みが良くなったような…
    セールで29$とかになるタイミングが狙い目
  • FAT2
    これも最近になって導入した。
    レゾナンス付きフィルターとしてめちゃくちゃ優秀で使いやすい。
    値段も安いのでおすすめ!
    ↑の曲でもいくつかのトラックで使った。
  • COSMOS
    Nomad Factoryというメーカーを初めて認識した。
    低域のエンハンサーとして薄くかけるのが気に入ってる。
    あんまり大胆に使うと嘘っぽくなるから。
    セールでゲットしたけど、ここまで使用頻度高くなるとは思ってなかった。
  • BUTE Limiter
    TruePeakリミッターとしてWaves WLM Plus Loudness Meterを使っていたんだけど、Waves離れしたいなと思っていたところにちょうどセール情報を見かけたのでゲットした。
    マキシマイザ的な使い方はできない。
    1dB以内のリダクションで軽く頭を押さえる程度に使う。
    ラウドネス計測して最終的な音量を決めるときの最終段に挿すイメージ


Plugindoctorでいろんなプラグインを計測したり試用版を試したりしたけど、今年、新たに「よく使う」っていう状態になったプラグインはこんなところかな。
Wavesのプラグインもまだ結構使ってるけど、、、Wavesの適当なバンドルを数万円で買うくらいなら、FabFilterのプラグインと bx_consoleシリーズを揃えた方が良いよ!みたいな気持ちになりつつある。

さて、、なんかまとまりないけど、2020年のBlog(日記)はこんなところで終わりかな。
仕事と生活に急激な変化があって、趣味の時間がどんどん減ってるので、来年は書くネタあるかな…週一投稿のペースは維持したいけど難しいか…

では、よいお年を

鋼の鼻毛 【歌ってみた】

はい、いわゆる「他の方の曲を歌ってみた」ではないです。

先日、鼻毛を切るはさみが折れてしまって、俺の鼻毛は鋼のごとく固いのか!?!?
「鋼の鼻毛」って何気に韻ふんでるな!
hanage


ということで歌ってみた。
お耳汚し失礼します!

続きを読む

FAT2 フィルタープラグイン-黒金の衝動買い-

(2020/12/13) 追検証しましたー 『Plugindoctorで遊ぶ:FAT2 音調べ』
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テクノ・トランスでシンセとかにかけるハイパス・ローパスフィルターで良い感じのを今まで色々探してたんだけど、あんまり良い感じのが見つけれてなかった。
シンセの音だけなら、シンセについてるフィルターを弄るといい感じの音になるんだけど、バス全体にフィルターをかけたい…という用途でしっくりくるものが今まで見つからなかった。

で、今回の黒金セール情報を見ててようやくしっくりくくる「レゾナンス・フィルター」のプラグインを見つけることが出来た!

「FAT 2」だ。


ローパス、ハイパス、バンドパスという定番のものでもそれぞれ5つのバリエーションがあるし、エフェクティブな「あー、あるある!」って感じのフィルターのプリセットが5個ある

これにレゾナンスの強さも調整できるので、あー、これこれって音が簡単に作れる。
モジュレーションはUIがイマイチ直感的じゃなくて使いづらかったけれど、、オートメーションを自分で書けば問題なし!

こんな感じのシンプルでピンポイントなプラグイン、今まで、ありそうでなかったような気がしてるんだけど、ほかにお勧めあれば教えてください!

↓は自分の音源で試してみた感じ
Pro-Q3 → WavesREQ → FAT2

↓の記事でもいろいろ試してみた。







もう、道具は揃っている…セールに踊らされるな……って思っていても20$を下回るプラグインで実用的で確実に使うというものはついつい買いたくなるのであった。


Mantras Sound

先日のセールでゲットしたサンプリングCD「Divine Vocal Mantras」でインスピレーション…


ボクササイズとかのBGMに使える感じに仕上げたいところ。
前回のボクササイズ用のBGMは、BPM135だったけど、上級者とか、結構な汗をかきたいって場合はBPM150〜160くらいが気持ちいということが少しわかってきた。
ちなみに↓はBPM150

【欠席】M3 2020秋

M3-2020秋参加予定でしたが、家庭の事情で参加することができなくなってしまいました…orz
めちゃくちゃ無念です。
もう、しばらくは同人活動できなくなりそうで、最後のイベント参加だったのですが…

2020年10月25日(日) 10:30〜15:30
第二展示場2F ス-02

Webイベントに登録してますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。


M3 2020秋の情報

M3-2020秋参加します!
2020年10月25日(日) 10:30〜15:30
第二展示場2F ス-02

筋トレ用のBGMをテーマに作ってますが、、、最近、自分が筋トレさぼり気味です…
筋トレ動画まで作れるか……できるところまで頑張りマッスル!





M3まであと2週間!

M3-2020秋!
2020年10月25日(日) 10:30〜15:30


参加しますよ〜。
Webのエアイベントにも登録しましたが、現地にも行く予定です。今のところ。

スペース「ス-02」です。

筋トレ用のBGMをACIDテクノで!!!
鋭意制作中〜
inc018_acidhiit01_omote

M3まであと3週間!

なのに書くことがなんもない…!?

仕事が忙しくてここ2週間ほどまともにDAWを起動してない…
ゲームはやってたけども…
毎日DAWを起動している時期もあるのに曲が完成しないのはなんでなんだろう。。。

去年のコレ↓の続編「ACID HIIT」を作る予定なんですが…


頑張るぞ!!

周波数の器を意識して引き算するEQ

※今回はあえて「音圧」という単語を使用しています

先日『ミックス&マスタリング音圧アップの鍵は「EQとコンプ」』という本を購入して一通り読んでみた。
自分の曲の音圧を上げたいからだ…



結論から言うと、まだまだ全然、ほかの人の曲と比べると音圧が低いと感じる。
でもこの本を読んで色々実践した結果、以前の自分よりは成長している気がする。
EQとコンプについて書かれていたけれど、とりあえずEQについて。

昔っから「EQはカットが基本」とか「引き算のEQ」とかいう話はいろんなところで見聞きしていた。
でも天邪鬼の僕はどーーーもうまく呑み込めなくて理解できていなかった。
しかしこの本を読んで、サンプルの音を聴いて、「周波数の器」という言葉と図を使った解説を読んで、よーやく腹落ちしたような、、少しわかってきたような感じ。

ちょっと語弊がある書き方になるけれど、理系的な機械的な思考で表現すると、
「このパートは、どの周波数帯域を埋める目的を持っているか?」
ということ考えながらEQするってことが分かってきた??合ってるかな。

言い換えると、「各パートが担当する周波数帯を決める」ということになるかな。

↓の絵の例ではだいたいこのように役割分担を決める。
・Bassは50Hz-200Hz
・シンセは400Hz〜2kHz
・ハイハットは2kHz〜4kHz

そしてやみくもにカットするわけじゃなくて『担当外の帯域は他のパートに譲る』ということを意識して『引き算のEQ』をするってことがだんだんわかってきた。

今回選んだベースの音色は単体で聴くと2kHzくらいまで良い音が鳴ってるんだけど、その帯域は上物のシンセに担当させたいから一歩引く意味で500Hz、1kHzあたりをカットしている。
結構カットしたんだけど、ちゃんと低域を支える役割は果たしているように聴こえる(聴こえる?)

周波数の器を意識したEQ


あと、この本でも説明されてたことだけど、↓の動画も勉強になりました!
めちゃお勧め動画です。
・『EQ操作は相対的なものだ』
 低域をブーストすれば結果的に高域が弱まる。
 低域をカットすれば、相対的に高域が強まったように感じる。
・『音の重心をどっちに置くんだ?』ということを意識しながらEQをする
ざっくりEQするときは、このパートは低域を担当させたいのか、高域を担当させたいのかってことを意識して、高域を担当させたいなら低域をカットしてみるということ。
この場合もちろん高域をブーストしても良い。

という話がかなーりしっくり来た。(理解が間違ってるかもだけど…)
ありがとう、、、、ありがとう、、、!!!!





と、いうわけで、
  • 各パートの担当周波数を決める
  • 担当外の周波数で大きく鳴ってたらカットする
    担当外の周波数の音が大きくなければ別にEQする必要すらない
  • 担当帯域が弱いと思ったらブーストも検討
  • 全体の音を聴きながら調整
    カットしすぎに注意

ってとこかしら…

↓今の成果。うーん、ここまでいろいろ能書きを書いてからのこの音源。ダサいな。


成長、、、したかな!?!?!?!
とりあえず、この音源でHIITトレーニング動画でも作ります。

やっぱり L3 を使おう(回帰)

やっぱりマキシマイザーだよね!

L3なマスター


ここ半年ほど、ハイレゾミックスだの、ラウドネスノーマライゼーションだの、ゲインステージングだの、VUメーターだの、スペクトルアナライザだの、サチュレーションだの、、、、
しまいには「マキシマイザーを使うのをやめたら好きな音に近づいた…」だの、頭でっかちDTMerの典型を突っ走ってたけど曲作りが全然進まねぇぇぇぇぇ

こんなゴテゴテしたミキサーとはおさらば!!
無駄なミキサー

もう、こまけぇこたぁ良いんだよ!の精神でシンプルなプラグイン構成で行こう

●マスター
L3だけ!!!といいつつ、やっぱりスペアナは挿しちゃう
マスター

●トラック
極論SSLチャンネルストリップと、Pro-Q3だけでいい気もするけど、なんとなく気分で。
トラック

●バス
SSLバスコンプも好きだけど、今はPulsarMuがお気に入り。
Bus

●リバーブ
StudioOne付属のOpenAirを見直した…結構いい。。。
リバーブ

●ディレイ
前から使ってるREPLIKA、、、設定が簡単で音も良い〜
ディレイ


Pro • Q 3
Pulsar Mu
SSL E-Channel
PuigTec EQs(Pultec)
Radiator
REPLIKA
S1 Stereo Imager
H-Comp Hybrid Compressor

制作中、音作り以外のプラグインはもうこん感じで良いよ!サンプリングレートも48kHz!
曲が完成してからマスターのL3を外してMixのあれこれを考えよう。

ようやくそこに気づいたか、気づくのが遅すぎる…

とはいえ、これまでいろいろ試したのは完全に無駄というわけでもなかった
制作中に必要な最低限のプラグインはコレってのが自分の中で明確な意図をもって決めることが出来たし。続きを読む
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