今回は「通しただけで音が良くなる」「リダクションさせずに通すだけで使う」などという触れ込みの 「UAD Fairchild Tube Limiter」を試してみた
さて、、、通しただけで音が変わったか……?はよく分からんかった。
仕方ないのでいつも通りPluginDoctorを通してみてリダクションさせた状態の音も聴いてみる。
PluginDoctorの結果を見ても特徴が見えてきたので有意義ではあった。
■ 周波数特性
まず通しただけでは低域が凹っとしてるくらいで特に特徴らしいものはない、、、かな?
■ ひずみ特性
細かなノイズが乗りながら低域にふくよかな倍音が足されている感じがわかる。
これが通すだけで音が良くなる、、、っていう原因なんだろうと思うけど、俺のモニター環境が悪すぎて低域が良くなったのか分からん…ごめん!
■ コンプ
コンプのRatioはどこにあるんじゃ?とおもってたら、右下にあるちっちゃいツマミがそうみたい。
左にひねると限りなくリミッターに近づき、右にひねるにつれてRatioが緩まるのがわかる。
■ 処理負荷
処理負荷はちょっと高いな…って思ったんだけど、、、オーバーサンプリングをONにしたPulsar Muよりも処理負荷は低かった。
UADのプラグインは基本的にオーバーサンプリングしてるみたいなのでこの比較だけ見るとUADの方が優秀に見える。
これまでの検証で「UADのプラグインは重い、処理負荷高い」なんて言ってたけど、それは完全に勘違いというか偏った評価だったかもしれない。。。
申し訳ねぇ…
■ 音源確認
さて音源を確認。
マスターに挿してみた。
前半がBypass,後半が4〜6dBくらいリダクションさせた状態。
2本用意したけれど、HighRatioの方は、完全にリミッターモードっぽくRatioを高くした。
どちらの音源も音が程よく締まり、特にリミッターモードの方は良い感じに低域もふくよかになったように感じるけどどうだろう?
■ まとめ
まずは、処理負荷がPulsar Muのオーバーサンプリング版より低いというのに驚き!
そしてアタックも0.2msと早いせいかパキッとちゃんとリダクションしてくれる感じがしてコンプ感をコントロールしやすいように感じた。
普段マスタリングにも使用してるPulsar Muのアタックが最小10msであることを考えると、最終段のリミッター的に使うにはこちらのFairChildの方が向いているように感じた。
特に僕が良く作る4つ打ちの曲にも合いそうな気がしている。
Waves版も試してみたいな…って欲が出てきてしまったが…
Waves版も試してみたいな…って欲が出てきてしまったが…
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