先日、某ミックスコンテストに参加してからボーカル曲のミックスがやりたい熱があがってきた。

どうしようかなーと思ってたら、歌ってみたのボーカル素材をMIX練習用に使っても良いよ、という形で公開してくださっている方をTwitter上でみつけた。
さっそくお声かけさせてもらって、2週間前ぐらいから取り組んでまして…

ようやく第一弾をYouTubeにアップしてみました。
感想いただけると嬉しいです。
無作法とかあったら、そちらのご指摘もいただけると嬉しいです


ボーカル素材を提供してくださったのは「さきたす(@sakitasu_39)」さん
高音の伸びが綺麗でボーカルMIX初心者の僕に優しい歌声でした。

2Mixのオケとさきたすさんから提供していただいたボーカルをミックスした感じです。

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原曲:ベルセルク(berserk)

Music/WORD : まふまふ(@uni_mafumafu)

むちゃくちゃかっこいいですね。ハモりやサビの響きが素晴らしくて、同じように真似してみようと試みたけど、全然同じ風にできなかった…
ここは精進あるのみ…

今までインストの曲ばかり作っていた自分にとって初めてやったこと学んで工夫してみたことなど。。。
・ピッチ、タイミング調整
・ボリュームオートメーション
・ハモリ
・リバーブ
●ピッチ、タイミング調整
ピッチ修正はStudioOne付属のMelodyneを使ってエイヤと揃えた感じです。
元の素材がほとんど音程を外してなかったので今回に関しては効果は少なかったかと。
10年前くらいに数回Melodyneを使たことがあるけど、StudioOne付属のバージョンはそれほど機能アップしてる感じはなかった。もっと上位のエディションならできることが増えてるのかな。

あとは、オケとのタイミングがずれていそうなところは波形を切ってずらしたりしたりしたり。。。
vo_timing

●ボリュームオートメーション
電子楽器(シンセ)の音と違って人の声というのは面白く、自然な揺らぎや音量差など、単純にコンプを通すだけでは揃えられないものなんだなと勉強になりました。
ボリュームオートメーションで急なピークを抑えたり、伸ばしている音の抑揚を制御したりと、これはコンプだけじゃできないなぁと思いました。
VocalRiderってのは勝手にやってくれるのかな?でも、語尾の抑揚とかはどうやっても自動ではできない気がする…

↓こんな感じの声を伸ばしたりつながっていたりするところの微妙なニュアンスはボリュームオートメーションでやった方が綺麗になるなぁ、、、という今回の収穫
vo_vol_auto


●ハモリ
↓のサイトを見てサクッとできるかなと思ってやってみたけど、3度下げるだけじゃ全然自然にならんかった…


色々知識が足りないのね…サビのところでは、コードをシンセで鳴らしながら、不自然じゃない音程のところにハモリ声を入れるようなことをチマチマやってみました…

●リバーブ
今回、ボーカルのリバーブだけは今までの中でなんとなくうまくできたかな…という感じです。
リバーブにディストーションやサチュレーションを加えたり、不要な帯域をカットしてメインのボーカルを邪魔しないようにしたりとか色々試してみた感じです
vo_reverb


↓の動画を結構参考にしました。
・【DTM】ボーカルがこもるときはリバーブと◯◯ミックスで解決!? 秘蔵の手順をご紹介【RBMA】
割とよく見るテクニックですが、ボーカルのリバーブ、、、
ディストーション→ゲート→リバーブ 的な。


・#6「Reverbが思うように聴こえない!!」わーだー専門学校じゃねぇよ〜作曲家のためのエンジニアリング〜【DAW DTM ミックス】


最後に…
StudioOne純正プラグインのクオリティが高い
おまけで書くような事じゃないんだけど、改めてStudioOneの純正プラグインがすごいということに気づいた。
FatChannelのEQ,コンプレッサーは標準のものも使いやすいうえに品質高いです。
ネイティブなので処理負荷もかなり低いです。
あとディストーション、フェイザー系のエフェクター、ギター用でしょ?みたいに思って全然触ってなかったんだけど、なんてもったいないことをしていたんだ。
めちゃくちゃ使える!
s1_effects


そのうち、StudioOne標準のプラグインに対する感動も日記に書くかも。
※こういうのは他の人が散々書いてると思うけども

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おまけ。。
「手コンプ」って響きは卑猥だよね…