ここ2週間弱ほど「Waves ゴールデン・ミックス・コンテスト」に取り組んでいました。
そして昨日、MP3ファイルを提出したところです。
今回、-14LUFSくらいにして、十分な音量感が得られた気がします。(素材がものすごく良い!)


WavesのGoldバンドルに収録されているプラグインだけを使って課題曲をミックスするというユニークなルールでした。
使用できるプラグインが限定されたことが、かえってミックスに集中できた気がします。

最終的にWavesGoldバンドルの中でも、使ったプラグインはかなり限られました。
もとの歌声や演奏、音色、音質が良すぎて、極端に音を変化させるようなプラグインが必要なかったとも言えます。

EQ: REQ,VEQ
コンプ: RCompVCompC1C4(マルチバンド)
その他:TrueVerb、C1 gate

これだけの道具で、思ったよりいい感じにバランスが作れた、、、気がします。

さて、今回のミックス中、Youtubeでミックステクニックなどを紹介している動画を見まくりました。
今までがあまりに独学すぎて、、、やっぱりちゃんと勉強するべきだったなと痛感したので、今後もちゃんと勉強しようと思います。
今回見た中で、特に勉強になった動画を紹介します。

・飛澤正人さんのドラムの処理


マイクで収録したドラムの処理を8回の動画に分けてすごくわかりやすい解説です。
ゲートの使い方もこの動画で覚えましたw(※今更かよ…
キック、スネア、ハットの収録音をどのような考え、目的でEQしていくのかがしっくりと入ってきました。

動画では高級な(?)プラグインを使用していますが、考え方はどの道具にも応用可能なものでした。

・【完全解説】Waves Goldバンドルだけでミックスしてみた【Playthrough】

この動画自体は去年に公開されたもので、今回のコンテストとは全然関係ないんですが、タイムリーに見つけたので見ました。
1時間ぐらいたっぷりと、1曲をミックスしていく過程を見せてくれる動画です。
探してみると、この手の動画は結構あるんですが、日本語の動画は少ないように思うのでめちゃ貴重です。

この動画も含めて、この方が投稿しているTips系の動画も説明が簡潔で凄くわかりやすいのでオススメです。

ここで特に勉強になったのは、引き算のEQ。
上級者が、どの辺の音が邪魔と思ってカットするのか、見てて感触がつかみやすかったです。

・マルチバンドコンプ

さっきの動画と同じくKeinoazaさんの解説動画です。
マルチバンドコンプというと、なんとなく、全バンドを有効にしとかないといけないのかなって先入観があったのですが、、、
邪魔なところだけ軽くコンプかけるっていう使い方の説明がしっくりと納得できました。
イマドキだとダイナミックEQを使うようなところかな…?

今回は、シンバルが大きすぎるところとかで使ってみました。

・スネアリバーブTips

6:50〜
この動画のスネアのリバーブのテクニックはわかりやすかった!
ゲートの使い方をわかってきていたところだったので。

今回のミックスでも使ってみました。


こうして色んな動画を見まくって、ここ1週間ぐらいでメチャ上達したんじゃない?!?!?!?

って、思ったんですが錯覚でした。

ただ、いい曲ってのは演奏やフレーズ、音色の良さが大前提なんだという、アタリマエのことに改めて気付かされたというのが今回の収穫かな…

あと、プロの方の音作りやミックス過程を動画で観るのは本当に勉強になった。
音を聴いて、どういう判断してEQのブースト、カットしてるのか。
コンプもどれぐらいのかかり具合にしてるかとか。

各パート、バスにどういう処理をしているのか、売られている2Mixの音源を聴くだけじゃ分からないので、ミックス過程を動画で観れるのはものすごい勉強になる。
Youtubeでタダで見れちゃっていいの??と思ったので、せめてイイネ付けたり、こうして紹介したりしていきたいと思う。


今までがむしろ勉強不足、基礎を知らなすぎだった。。。
趣味とはいえ、こういう基礎をちゃんと知っていてこそ楽しめるというものー。
今後も勉強しつつ、良い動画や教材があればシェアしていけるようにしたい所存。