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[今日までSale] LX480 Essentials (リバーブプラグイン)

僕のお気に入りのリバーブプラグインがセール中だからご紹介!
$29だからお手頃価格!
パラメータがプリディレイ、HPF、LPFとシンプルだけど必要十分。
欲しいあの響きがサクッと手に入るよ〜


LX480Sale

以前、軽くレビューしたこちらの記事もどぞー


ステレオのボーカル素材をモノラルに変換する手順

歌ってみたMIXをやっていると、たまーにステレオのボーカル音声を受け取ることがある。
できればモノラルが扱いやすいのだけど、歌い手さんが使用しているアプリの仕様上、モノラル出力ができないものがあったりするらしいです。

ちょっと前までは受け取ったステレオ素材のままMIXを進めていたんだけど、やっぱりエディット作業とかがやりづらく感じ、やっぱりモノラルが良いなと思ったのでどうしようかなと…。

ステレオ音声でも片方のチャンネルの位相を反転させて無音になるのであれば、単にモノラル音声がステレオフォーマットになってるだけなのでステレオファイルをモノラルに分割すれば良い。

しかし、僕が受け取る殆どのステレオ音声は位相反転させても無音にならない…
それでも、LRのどちらかのチャンネルだけ使うようにしてしまおうかとも考えたが今回はひと手間かけて心の平穏を得ようと考えたので、その手順を記録しておこうと思う。

ここではStudioOneを使った方法を記載するが、基本的には他のDAWやプラグインを使ってできるはず。

  1. ステレオのチャンネルに「Mixtool」を挿して「MS Transform」をONにする
    こうすると、LがMid成分、RがSide成分となる。
    02_MS成分を分離する設定

  2. この状態でバウンスすると、次の画像のようになる。
    03_MS成分が分離された

  3. M/S成分に分割された .wav ファイルを右クリックして「モノファイルに分割」を選択する
    ここで注意なのが「プール」タブに表示されているファイルを右クリックしても目的のメニューが開かない。
    「ファイル」タブから目的のファイルを探し出して右クリクする。
    04モノラルに分割
  4. 次のように、LRのチャンネルに分割されたファイルが出来上がるので、Lチャンネル側を使う。
    05_分割されたファイルのLチャンネルがMid成分

  5. 無事に、ステレオ音声のMID成分をモノラルファイルにすることができ、これを使ってMIXを進めていく。
    06_モノラルになった音声

ボーカルさんから受け取ったボーカル素材がステレオだった場合、この手順を参考にしてみてください!

他にもっと良い方法があればぜひ教えてほしいです〜



Happy 303 Day! なぜTB-303の音に惹かれてしまうのか

今日は303の日ってことで、TB-303の音を使った曲を公開します!
制作中のもので完成状態ではないけれど…
しかも本物のTB-303ではなくクローンのTB-03を使ってます

32小節しかないけれど聴いてください!

アシッドハウスっぽくもなく、かといってハードコアってわけでもない中途半端な曲で申し訳ないw
これが今の僕が作ることができる世界観とクオリティ!!

TB-303の独特のビヨビヨした音に憑りつかれてる僕は今後もTB-03を武器に曲を作っていきます!
制作風景


それにしても僕はなんでこんなにTB-303の音に惹かれてしまうんだろう。
一番初めにTB-303という楽器の音を認識してかっこいい!!!って思ったのが「Hard Trance 303 II」というタイトルのCDを聴いた時かな。
今でもiPhoneに入っててたまに聴いてる。

当時の技術的な制約もあったのだろうけど、収録されていた曲はとにかく楽器の数が少なかった。
・ドラムマシン
・声のサンプリング
・TB-303を1台か2台?
・効果音
っていう編成が多かったかな。

シンプルな編成なのに曲の展開、音の変化も複雑で聴いていて全然飽きない、不思議な感覚だった。
安易に他のシンセなどを増やさず、音の抜き差しやフィルターの開け閉めをとことんまで工夫して突き詰めた、心の芯から揺さぶられて踊りたくなる曲たちがそのCDには収録されていた。

言い換えると、このTB-303は、その音だけで人々を興奮させることができる、そんなポテンシャルを持った楽器だということかな。

このCDをきっかけに実は本物のTB-303を中古で買ったこともある。
当時10万くらいだったかな?
その時は曲作り自体の情熱がそこまででもなくって使い方もわからなくてすぐに売ってしまったんだけど、、、
今思うともったいないことをした。

今はTB-303の音だけで勝負した曲も作っていきたいな!という情熱が燃えている
TB-03もかなり使いこなしてきた!

そんな Happy 303 day!
Happy303Day!


HIIT Sketch #007

今週もHIITトレーニング用のBGMのスケッチ
今回はいままでとちょっと毛色が違うかも。BPM128だら16小節だと30秒。
30秒:運動、15秒:休憩を繰り返すトレーニングで使うことを想定している。
※30秒:運動、10秒:休憩というのに合うBPMはないのだ。。。



ここんところスケッチが増えるばかりで完成までもっっていく時間がとれない。。。
でも、3つ4つ気に入ったフレーズが出てきたからブラッシュアップして完成までもっていきたいな。
あとはトレーニング動画に協力してくれるマッチョさんを探さないと〜

僕が作るBGMに合わせてHIITトレーニング紹介動画を作ってくれる方、すでにあるHIITトレーニング動画に僕のBGMを乗せても良いよって方がいたら連絡ほしいです!


さて、ちょっと話は変わるけれど、今回のBGMのコード進行を考えるために Genkhord というツールを使ったよ!!!
前にも少しBlogで紹介したんだけど、これが本当に便利!!
  • コードの響きを即座に確認できる
  • 現在選択しているコードの次につながりやすいコードを例示してくれる
  • スクラッチパッドウィンドウに、コード進行をメモして試行錯誤できる

これがフリーソフトだというんだから本当に凄い!感動!ありがたい!!!
Genkhord 0.81 2022-02-18 22.46.02



↓こういうコード進行は、以前までの僕では作れなかったな……レベル低い悩みでホントアレだけど。


Plugindoctorで遊ぶ: Tape (Softube)



今回はSoftubeの「Tape」をPlugindoctorで見てみる。
Plugindoctorのちょっと前のバージョン、少なくとも 1.4系の頃はSoftubeのプラグインは軒並み観測することが出来なかったんだけど、1.6あたりから観測できるようになったみたい。


Tapeって、挿してもあんまり音が変わったように聴こえないんだけど……の、謎に迫る。

さて、Tapeの挙動に大きく影響する主なパラメータが↓の3つ。
Tape_param_ss
  1. TYPE
    テープの種類を選択するボタン。
    周波数特性や歪み特性(倍音)の特徴を選択するもの
  2. AMOUNT
    名前の通り、どれぐらいの強さでテープの特徴を音に付与するか?というような意味合いのものだと思う。
  3. TAPE SPEED
    テープの回転速度、、、なのかな。
    実機を使ったことがないから、どういう風に使い分けをするのかよくわからんけれど、Plugindoctorで観測した感じだと周波数特性に影響が出ていた。
    歪み特性には大きな影響は出てなさそうに見えた。


さて、この後は、TYPE別に、AMOUNTを動かしたときに、歪み特性(倍音)と周波数特性がどうなるかを見ていく。
淡々とスクショを張り付けたのち、最後に考察を書く。

■■ TYPE A ■■
●歪み(倍音)特性
歪み特性_A
●周波数特性
・回転数 1(7/8)
周波数特性A_01
・回転数 3(3/4)
周波数特性A_03
・回転数 7(1/2)
周波数特性A_07
・回転数 15 (Default)
周波数特性A_15
・回転数 30
周波数特性A_30


■■ TYPE B ■■
●歪み(倍音)特性
歪み特性_B
●周波数特性
・回転数 1(7/8)
周波数特性B_01
・回転数 3(3/4)
周波数特性B_03
・回転数 7(1/2)
周波数特性B_07
・回転数 15 (Default)
周波数特性B_15
・回転数 30
周波数特性B_30



■■ TYPE C ■■
●歪み(倍音)特性
歪み特性_C
●周波数特性
・回転数 1(7/8)
周波数特性C_01
・回転数 3(3/4)
周波数特性C_03
・回転数 7(1/2)
周波数特性C_07
・回転数 15 (Default)
周波数特性C_15
・回転数 30
周波数特性C_30



★★★ 考察 ★★★
■歪み(倍音)特性
AMOUNTを増やせば、それに応じて倍音も増えるのはTYPE共通。
  • TYPE A
    A奇数倍音がシンプルに。
  • TYPE B
    複雑な倍音が付加される感じ
  • TYPE C
    奇数、偶数の倍音がすっきり足されるように見受けられる。



■周波数特性
TYPE共通で、回転数を「30」にするとハイが持ち上がる傾向にある。
UIの「15」と「30」の間に「LESS BASS」と書かれている。ハイが持ち上がるから相対的にBASS(LOW)が下がるということなのかな。

回転数のデフォルトは「15」だが、回転数「15」「30」では、AMOUNTの影響をほとんど受けない。
逆に回転数「7」以下の場合、AMOUNTの影響を大きく受ける。
ただし、AMOUNTのデフォルト値の「5」以下では、ほとんど影響は見られない。

  • TYPE A
    基本的にはフラット。
    回転数を「7」以下に下げた時、AMOUNTを上げるとハイが下がる。
    少し耳にうるさい音を抑えるのに使えるかもかも。
  • TYPE B
    250Hzよりしたがふっくら盛り上がってる。
    今回の計測をする前から、マスターにTYPE Bで挿すと低域が暖かくなるなぁと感じてはいたが、その証拠がここで見られた感じ。
    回転数を上げるとドンシャリな周波数特性になるのかなぁ。。。。今度試してみよう。
    回転数が低い時のAMOUNTから受ける影響が意味不明すぎる。。。「7」の時はピンポイントで耳に痛そうな周波数が抑えられるのが面白い。これも今度試してみよう。
  • TYPE C
    Bよりは低域が抑えめでフラット気味。
    回転数「15」でもAMOUNTを強めるとHighに寄る感じになる。
    今まで、静かなピアノ曲とかのマスターに挿すといい感じだなぁと思ってたけれど、回転数「15」「30」の時はHighが伸びる感じになるからだったのか。



最後に…
結構前から、マスタリングの時にマスターに挿してはいたんだけど、正直なところ TYPE Bくらいしか耳で特徴を捉えることが出来てなかった。
「TYPE Bは4つ打ち系のダンス、ポップスに合うなぁ」と。
挿しても音が大きく変わったように聴こえなかったからこれ、挿す意味あるんか????って思ったりしていたw

それもそのはず。
今までは回転数「15」、AMOUNTも高くても7を超えるかどうか、、、くらいの設定でしか使ってなかったのだが、今回の計測結果を見て納得。
回転数「15」の場合、周波数特性はTYPE Bくらいしか特徴が出ない。
AMOUNTも「7」程度では回転数を下げたところでそれほど大きくは周波数特性に影響しない。。。

そう、、、実際に音は(ほとんど)変わっていなかったのだ!!!

プラグインの特徴をつかむためには、極端な設定を思い切ってグイっと試さないとだめだな!!!というのが教訓であった。。。。

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