MassivePassiveの実機を触ったことはないから深い思い入れがあるわけでもないのだが、
とても有名なイコライザのモデリングプラグインだけに、すでに多くの人がレビューしているから僕が書き足すことはほとんどないんだけど、Plugindoctorで観測しながらプリセットをみていて気付いたことを書いてみる。
次の2点につて。
・歪み特性
・Analyzer画面が不自然?
・負荷
■ 歪み特性
プリセットを見たりぐりぐりつまみを弄っていて気付いたのだが、一番左側のバンドのGainを上げ下げすると歪み(倍音)が発生する。
こんな風に。
ぐぐっとアナログ感がが出るのだ。
そして、次のように左側2バンドをシェルビングにしてブースト&カットすると、周波数特性的には大きなブースト・カットが発生していないのに歪むというアナログ感をニュルっと足すことができる。
プリセットを見ていても、そのように設定しているものがあった。
これは面白い効果だなぁと思った。
■ Analyzer画面が不自然?
これまたプリセットを次々に切り替えながらPlugindoctorで観測していて思ったのだけれど、、、、
MassiveのAnalyzer画面に表示されている黄色いラインと、Plugindoctorで観測された周波数特性とで形が大きく異なっている。
どちらを信じるか…だが、、、MassiveのUI表示の方に違和感がある。
ウーム。
次の例は、気になったプリセットをいくつかピックアップしたものだ。
うーん、MassiveのUIは微妙に違和感があるから↓のようにアナライザ部分を非表示にして運用して耳で判断した方がよさそうに思う。
この方がアナログ機材感も出るしね!
■ 負荷
処理負荷は結構高い…
Pulsar Muや僕が愛用してるチャンネルストリップ bx_console SSL 4000Eなどと比べると4倍以上の負荷になっている。
バスやマスターで使うことになるかな。
最後に音ですが・・・・
前半Bypass、後半 ON
うーん、自分の耳では凄さとかよくわからないけどwww
これから多用することになるかもしれん…
あとあと、2022/6/26まで、イントロセールでPulsarユーザは€59でゲットできるからお早めにね!!
↓めちゃめちゃ良い感じのレビュー記事
PluginBoutiqueでのご購入はこちら
先日、コンプレッサーの挙動を可視化するWebサイトを見つけた。
Threshold、Ratio、AttackTime,ReleaseTimeを変化させたときの波形の変化をリアルタイムに表示してくれるものだ。
一部「ん?」って思う挙動もあるけれど概ねよくできている。
コンプの各パラメータの働きがリアルタイムに確認できるので初心者にとってもすごくわかりやすいと思う。
このサイトを色々試していたところ、リリースタイムの挙動の理解が進んだなぁというか、僕自身の理解が間違っていたところに気づけた部分があったので紹介したい。
リリースタイムは「入力信号がスレッショルドを下回ってから圧縮をやめるまでの時間」と説明されることが多いように思う。
確かに、次の画像のようにその通りではあるんだけれど…実際に音がどんなふうに変化するのかの説明になっていない。
これが初心者がコンプを難しいと感じる一因のような気がする。
さて、次のように全体のゲインを上げて、圧縮後の波形のピークが元の波形とだいたい同じくらいになるようにしてからリリースタイムを変化させてみた。
こうすると、リリースタイムが短いと元の波形の減衰部分が膨らんで波形が太ることがわかる。
これを見るとリリースタイムをどういう意味合いで設定すればいいかがイメージしやすくなるんではないだろうか??
自分自身の勉強にもなったので情報共有ってことで載せます。
Threshold、Ratio、AttackTime,ReleaseTimeを変化させたときの波形の変化をリアルタイムに表示してくれるものだ。
一部「ん?」って思う挙動もあるけれど概ねよくできている。
コンプの各パラメータの働きがリアルタイムに確認できるので初心者にとってもすごくわかりやすいと思う。
このサイトを色々試していたところ、リリースタイムの挙動の理解が進んだなぁというか、僕自身の理解が間違っていたところに気づけた部分があったので紹介したい。
リリースタイムは「入力信号がスレッショルドを下回ってから圧縮をやめるまでの時間」と説明されることが多いように思う。
確かに、次の画像のようにその通りではあるんだけれど…実際に音がどんなふうに変化するのかの説明になっていない。
これが初心者がコンプを難しいと感じる一因のような気がする。
さて、次のように全体のゲインを上げて、圧縮後の波形のピークが元の波形とだいたい同じくらいになるようにしてからリリースタイムを変化させてみた。
こうすると、リリースタイムが短いと元の波形の減衰部分が膨らんで波形が太ることがわかる。
これを見るとリリースタイムをどういう意味合いで設定すればいいかがイメージしやすくなるんではないだろうか??
自分自身の勉強にもなったので情報共有ってことで載せます。
DAWでミックス、マスタリングは32bit float(もしくは64bit float)で行うのが一般的だ。
これをCD用、配信用に書き出す場合、ビット深度を16bit、24bitに変換する必要があるのだが、この工程で通常は音質の劣化を緩和するためにディザリング(Dither)を行う。
このディザにはいくつか異なるアルゴリズムや実装があるので、今回はいくつかのプラグイン、ソフトウェアの比較を行ってみた。
※独りよがりな検証なので自信ありません。ご意見、情報がありましたらコメント貰えると嬉しいです
まず、次のピアノの音源を用意した。
比較結果が分かりやすいように、以下の手順のようにかなり極端な編集を行い比較した。
これをCD用、配信用に書き出す場合、ビット深度を16bit、24bitに変換する必要があるのだが、この工程で通常は音質の劣化を緩和するためにディザリング(Dither)を行う。
このディザにはいくつか異なるアルゴリズムや実装があるので、今回はいくつかのプラグイン、ソフトウェアの比較を行ってみた。
※独りよがりな検証なので自信ありません。ご意見、情報がありましたらコメント貰えると嬉しいです
まず、次のピアノの音源を用意した。
比較結果が分かりやすいように、以下の手順のようにかなり極端な編集を行い比較した。
- 音量を-90dBする(ものすごーく小さな音にする)
- この状態で24bitの.wavファイルに出力する
この時、各種プラグイン、ソフトウェアでディザリングを行う - 出力した.wavファイルを開きノーマライズして聴こえる音量に戻す。
まず(2.)の時にディザリングを行わなかったらどうなるか聴いてみる
音が消えていく後半、オーバードライブをかけたような歪みが聴こえる。
次に各種ディザプラグイン、ソフトウェアでディザリングを行った結果を載せる
まず、SakuraDitherはダメだった……いや、評判良いからきっと良いんだろうけど、入力音が小さいときに勝手にディザリング処理をやめてしまうので今回のテストではディザがかからなかった…
入力音が小さいときに自動でディザリングをやめるのは実用面では余計なノイズを減らすということで有用なんだろうけど、僕は意図せず機能がOFFになる挙動はあまり好きじゃない。
そのほかのプラグイン・ソフトウェアの結果は全体的にサーッというホワイトノイズのようなものが乗っているが、ディザリング無しの時のような、残響音が消えていくところでオーバードライブっぽい歪みは発生しなくなっている。
ぱっと聴いた感じは「あれ、StudioOneのディザ、なかなかよくね???」だった。
しかし、、、波形を比較してみると……
StudioOneの波形は結構ノイズレベルが高い。しかし極端に高周波に寄っている。
そのため、老化した僕の耳には高域のノイズがあまり聴こえなくて「なかなか良くね?」と思ってしまったのだ。
GoodDither、Waves L3、iZotope RX7のノイズレベルは大体一緒で十分に小さいといえると思う。
その中で、Waves L3が少しだけ大きく、どちらかというと高域に寄っている。
うん、シャカシャカしてるEDM系の曲だったら全然問題にならなそうだし、実用上もきっと問題なかろう。
Good Ditehr, RX7は似た傾向にあるかな?
RX7の方が低域にもわーッとしてる感じ。
今回比べた中では、Good Ditherが十分にノイズが小さく、一番耳障りの良いノイズのように感じた。
■僕なりの結論
まず今回の比較を行った動機はWaves離れをしたい!!!という思いからだ。
DTMを始めた当初、Wavesにあこがれて愛用していたのだけれど、昨今、2年ほどかけてWaves以外のメーカーのプラグインを買いそろえ遂にWaves離れが完了しようとしている。
そう、ディザリングプラグインを除いて!!!
今、ディザリングのためだけにWaves L3を使っているのだけど、これを何としてもWaves以外の製品に置き換えたかったのだ。
第一候補はUIの見た目も良いSakura Ditherだったのだが、前述のとおり僕の好みではなかった……惜しい、、、残念だ。
そして今回の結果を踏まえると普通のポップス、EDMとかならStudioOneのディザでも良くね?とも思い始めたw
もうちょっとちゃんとするならGood Dither かなぁ〜
今回は比較対象が少ないから他の人のにとって有益な情報になるか自信ないけど、そもそもディザリングのプラグインって探してもあんまりないんだよねぇ。
あとは PSP X-Ditherとかだけど、試用版の期限が切れてて試せんかったw
パラメータがゴテゴテしてるから僕の好みじゃないから敢えて頑張らなかったというのもある。
そんな感じ!
ディザについては、下記のサイトの説明が分かりやすいです
音が消えていく後半、オーバードライブをかけたような歪みが聴こえる。
次に各種ディザプラグイン、ソフトウェアでディザリングを行った結果を載せる
- Sakura Dither
- Good Dither
- Waves L3
- Studio One 5
- iZotope RX7 (古いバージョンしかなくてごめん)
まず、SakuraDitherはダメだった……いや、評判良いからきっと良いんだろうけど、入力音が小さいときに勝手にディザリング処理をやめてしまうので今回のテストではディザがかからなかった…
入力音が小さいときに自動でディザリングをやめるのは実用面では余計なノイズを減らすということで有用なんだろうけど、僕は意図せず機能がOFFになる挙動はあまり好きじゃない。
そのほかのプラグイン・ソフトウェアの結果は全体的にサーッというホワイトノイズのようなものが乗っているが、ディザリング無しの時のような、残響音が消えていくところでオーバードライブっぽい歪みは発生しなくなっている。
ぱっと聴いた感じは「あれ、StudioOneのディザ、なかなかよくね???」だった。
しかし、、、波形を比較してみると……
StudioOneの波形は結構ノイズレベルが高い。しかし極端に高周波に寄っている。
そのため、老化した僕の耳には高域のノイズがあまり聴こえなくて「なかなか良くね?」と思ってしまったのだ。
GoodDither、Waves L3、iZotope RX7のノイズレベルは大体一緒で十分に小さいといえると思う。
その中で、Waves L3が少しだけ大きく、どちらかというと高域に寄っている。
うん、シャカシャカしてるEDM系の曲だったら全然問題にならなそうだし、実用上もきっと問題なかろう。
Good Ditehr, RX7は似た傾向にあるかな?
RX7の方が低域にもわーッとしてる感じ。
今回比べた中では、Good Ditherが十分にノイズが小さく、一番耳障りの良いノイズのように感じた。
■僕なりの結論
まず今回の比較を行った動機はWaves離れをしたい!!!という思いからだ。
DTMを始めた当初、Wavesにあこがれて愛用していたのだけれど、昨今、2年ほどかけてWaves以外のメーカーのプラグインを買いそろえ遂にWaves離れが完了しようとしている。
そう、ディザリングプラグインを除いて!!!
今、ディザリングのためだけにWaves L3を使っているのだけど、これを何としてもWaves以外の製品に置き換えたかったのだ。
第一候補はUIの見た目も良いSakura Ditherだったのだが、前述のとおり僕の好みではなかった……惜しい、、、残念だ。
そして今回の結果を踏まえると普通のポップス、EDMとかならStudioOneのディザでも良くね?とも思い始めたw
もうちょっとちゃんとするならGood Dither かなぁ〜
今回は比較対象が少ないから他の人のにとって有益な情報になるか自信ないけど、そもそもディザリングのプラグインって探してもあんまりないんだよねぇ。
あとは PSP X-Ditherとかだけど、試用版の期限が切れてて試せんかったw
パラメータがゴテゴテしてるから僕の好みじゃないから敢えて頑張らなかったというのもある。
そんな感じ!
ディザについては、下記のサイトの説明が分かりやすいです
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