アナログ感 "Waves NLS" vs "True Iron"

アナログ感(?)を出すために、なんか倍音とかを足したりしてくれるプラグインとして、Waves NLSを好んで使っています。
が、僕の耳では、効果が出てるのか?実はよくわかってない。
音が変わるのは間違いなく感じるんだけど、肝心の良い方向に変わってるのか?というのが感じ取れていない。。。

そんななか、最近 True Ironというプラグインを知ったので早速plugindoctorで調べてみよう!と思ったんだけど、僕の手元ではうまくプロットされなかった
@gyokimaeさんから資料をいただきました!ありがとうございます!!

↓でTrueIronの特性をPlugindoctorで見れるようになりました!(※2020/10/15更新)



僕の手元ではスペアナを使ったりして周波数特性をなんとなく見つつ、手元の音源に使ってみた。
結論としては、違いや効果がよくわからない…という情けないことに。

まずは、音源を。。。

ベースとシンセサイザーにかけています。
プラグインのOutputを調整して、Bypass時と音量感は同じようになるようにしています。

・シンセ、ベースのみ


・ミックス状態


うーん、僕の耳ではあまり違いを感じれない…
Mixの中での分離感も変わるんじゃないか??と思ってミックス音源を聞き比べても全然違いが分からない。。。。
SoundCloudに、元音源の.wavもダウンロードできるようになっているので、もし聞き比べて違いが分かった方は教えていただけると救われます…

・Bassの設定
nls_vs_iron_bass

・シンセの設定
nls_vs_iron_synth



そんなわけで「TrueIronは買いか??」を検証するのが目的ではあったんだけど、、、、
まだわからない状態。
Wavesから離れるならTrueIron買いかなー。40$なら今のうちに買うのが吉か…

おすすめポイントとかあれば教えてください!

WavesNLSは、Diamondバンドルに入ってるのに、同じようなグレードのHorizonバンドルには入ってないので、今後Wavesアップデートにお金を払い続けるにしても、やめるにしても、ちょっと扱いが面倒なので、余計にTrue Ironにも心が揺れます。






iPhoneをセカンドモニタにしてDAWのアナライザを表示する

DAWで周波数アナライザ、Phaseモニターとかを常に表示しておきたいんだけど、画面占有率が結構高い。
以前はもう少し広い部屋でマルチモニタにしていたんだけど、今は狭い部屋でシングルモニタでやってるので↓の状態では全く作業ができない…
画面が狭い

ということで、iPhoneをセカンドモニタにすることにしてみた。
スマホ、タブレットをWindowsのセカンドモニタとして使えるようにするアプリを少し調べて2個試してみた。
結果的にはDuetDisplay(1200円)というアプリを使うことにした。


僕の作業場でも↓のようにアナライザ系を視界の片隅に置くことができるようになった。
※写真右側のスピーカーの手前
IMG_2072

若干の遅延はあるものの、アナライザを表示するだけなら特に問題ない。
USB-ライトニングケーブルでPCと接続しておく必要があるので、ケーブルの取り回しは面倒かもしれない。
Wi-Fi接続をするには、年間2000円くらいを支払う必要があり今回は見送った。


もう一つ試したのは「spacedesk」というアプリ。

こちらは、iOS,Android,HTML5など対応プラットフォームが広く、スマホとPCをWi-Fi接続できそうなことが書かれていたけれども、うまく接続することができなかった。
PC側のファイヤーウォール設定とかポートを開ける必要があるのかなとか思ったけど、試すのが面倒で今回は見送った。。。。。。

他にも何か良いものがあれば情報ください!



ヘッドホンでミックスしてるのにスタジオのスピーカーの音みたいに聴こえるプラグイン(BlueCat'sAudio Re-Head)

2021/02/03 : Wavesの新しいプラグインも試しました
「スタジオの音をヘッドホンで再現するVSTプラグイン(Nx Ocean Way Nashville)」

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防音設備が貧弱な環境で曲作りをしてるお宅DTMerの僕としては、スピーカーで大きな音を出せる時間帯も限られてるし、ヘッドホンで作業することも多いです。
そんなとき、ヘッドホンでもスピーカーの鳴りを手軽に確認できたらいいなという気持ちになることが度々ある。

ということで、スピーカーの鳴りを再現してくれる、いわゆるスピーカーシミュレーターPluginを少し試してみました。

過去にいくつか試してしっくりこなかったんだけど、似たようなコンセプトの新しいプラグインが最近出たので試してみた。

最初に僕的お勧めを書いちゃうと先入観が入っちゃうかもだけど、コスパと機能を込々で考えると「Blue Cat's Re-Head」が良いと感じた。



では実際の音を聴いてみてください。もちろんヘッドホンでね!

あんまりステレオ感がない音源なので違いが分かりづらいかも。。
Bypass→ BEYER → DeeSpeaker → RE-HEAD → AbbeyRoadStudio3
speaker_model_sample


・BEYER DYNAMIC( Free )
残念ながら使い物にならないです。音は悪いし、勝手にゲインが上がるし、その割に出力Gainを調整できないし。


・DeeSpeaker
実は試すのは今回が2回目。
前回は常に3dB以上リダクションした状態のマキシマイザを通した音にこれを突っ込んだから、音がさらに汚くなったように感じたのかも。
今回試した結果では、うたい文句通り、なんとなく左右45度の前方に音が定位したように感じました。
無料でこのクオリティなら、ちょっと気分を変えてチェックするときに使えるんじゃないかなと思った。


・BlueCat's RE-HEAD
今回、一番気になっていたのはこれ。
スピーカーの左右の広がり、上下の傾きをグラフィカルに設定できるので、より前方に定位したように聴こえた。
これは、、、買うか迷うね〜




・Waves AbbeyRoadStudio3
これを取り上げるとWaves信者かと言われそうだけどw
今回の実験はRE-HEADがきっかけなんだけど、類似品はないかな?と思って探して見つけた。
以前にも広告とかを見ていたのかもしれないけど、今日まで特に興味がなかったのか記憶になかった。
音を聴いてみると、うん、スタジオで聴いてるみたい、、、、行ったことないけど。
反響を抑えた防音室で聴いてるような感じ。定位も前方に寄ったような、そんなような。。。
今ならRE-HEADの定価と同じくらいの値段で買える…
Nx Head Trackerというものを使えば、ヘッドホンをしたまま、顔の向きに合わせて音が聞こえてくる方向が変わる…という。。。(それは特に欲してないが)



結論
・DeeSpeaker 使える!
RE-HEADは価格を考えるとかなり良い感じ。左右の広がりの調整が直感的にやりやすい。
・AbbeyRoadStudio3はお好みで…自分はテンションは上がりそうだけど使いづらそうだなと感じた。
・これらのプラグインを常にONにした状態でミックスした方がいいのか??はまだ分からない。

注意
speaker_model_setting
・マスターバスの最終段に挿そう
・これらのプラグインにマキシマイザでつぶして0dbFS付近に張り付いた音を通すとダメ。
音の定位感を弄るプラグインなので、少なからず波形のピークが変わるんだと思う。
だから0dBFSぎりぎりの音だとクリップしまくって音が汚くなるのだと思う。
ヘッドルームにある程度余裕があったほうが、プラグインの意図通りの音になる気がする。
以前、DeeSpeakerを試してイマイチだなと感じたのは、当時は海苔波形万歳で0dBFS張り付きまくりの曲を作ってたからです。ほんとごめんなさい。


さて、ここまで試してみて思ったんだけど、実際、スピーカーで音楽を聴いてる人よりイヤホンやヘッドホンで音楽を聴いている人の方が最近は多くない??
スピーカーでミックスもするけど、イヤホンでどう聴こえるか確認した方が良くない?

つまり、ヘッドホンで、スピーカーの鳴りを確認することにあまり意味なくない?
なんて本末転倒なことを考えてしまったりしまったり

おまけ
こんな風にスタジオを見回すことができます。。。ちゃんと音の聴こえる方向も変わります。
テンションは、、、上がるかもしれません。
AbbeyRoadStudio3


やっぱりオラはWaves信者なのかなー

↓こちらもどうぞ!



ご購入はこちらから

ミックス練習用のマルチトラック素材

・Mixing Secrets For The Small Studio - Additional Resources
無料でマルチトラックを公開してるサイト
色々なジャンルの曲が置いてあります。ミックステクニックを解説した動画も掲載されています。
曲の一部を切りとったマルチトラックもあるので、ちょこっと練習したいという目的にも合ってそうです
親切なデータにはBPMの記載などもあるのでDAWに取り込みやすそう。

PluginDoctorで遊ぶ: StereoImager, StereoMaker

StereoImagerの動作原理、なぜ音が広がったように感じるのか?というのを理解していないので、PluginDoctorの計測結果から何を読み取ればいいのかも曖昧な状態で書いてます。

先日、gyokimaeさんがYouTube配信でWIDERを話題にしていたのをきっかけに自分も少し手持ちのプラグインをテストしてみることに…
WIDERは以前から高頻度で使っていたんだけど、なんとなーく音がぼやけるな…と思って最近は使わなくなっていた。

改めて動作原理や、音の変わり具合を確認して自分の中の指針を固めたい。

今回は↓の4つのプラグインの動きを見てみた。音も確認してみたのでこの記事の最後に載せてみました。
どれも深くかけると音がボヤっとして音圧あげにくそうな音になった。
この4つを使い分けるとすると
  • Waves S1
    さらっと広げたいとき
  • Reason StereoImager
    低域は広げたくないとき
  • WIDER
    使いどころが難しい…完全モノラル音源を広げるのに使えるかも
  • Waves PS22
    完全モノラル音源を広げるのに使えるかも。
    例えば、低域は締めておきたいベースとかコード用のパッドとか?

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・Waves S1
↓は音の広がりを制御する「Width」のパラメータを弄った時の音量と位相。
音が広がった時に全体的に音量が下がるのはわかる。位相変化は特になし。
なるほど、わからん…
S1_GainS1_位相特性

・Reason StereoImager
こちらは「Width」を広げるとほんの少し位相がずれるのが見れた。
けど、左右チャンネル同じように位相がずれている、、、これでなぜ音が広がるのかがよくわからない…
ReasonStereoImager

・WIDER
各周波数帯の音量を左右のチャンネルで変化させることで、センターで鳴っている音が左右に広がったように感じさせるものなのかな。
Wider_Gain

・Waves PS22
WIDERと似ていて、各周波数で、左右の音量差をつけるような動きをしてる。
Freqを弄ることで、Freqで指定した周波数より下はモノラルを保つようにできるっぽい。
WIDERくらい細かくなればいいのにと思った。
PS22_Gain


ここまでの感じからすると、StereoImager(S1, Reason)と、WIDER,PS22は根本的に動作原理と使用目的が違うのかな…
WIDER,PS22はモノラル音源をステレオ化することが主目的なのだろうか。

実際に音源に使ってみた。
S1はさらっと広がってる感じ。
ReasonStereoImagerは低域をMono方向にしつつ高域を広げる感じにしたら音が汚くなった…
WIDERは大胆に広がった感じ
PS22はFreqを調整するとWIDERより低域が締まった感じで広がったような印象。
Reason以外はモノラル耐性が強そう。

ハイハットのループをテストに選んだのは微妙だったかな…
検証結果と音を聴き比べた印象では、WIDER,PS22はStereoImagerとはなんだか使用目的が違うような気がして、同一音源で比較すること自体が無意味な気がしてきたので、後日、追加で実験するかも…


StereoImagerTestStereoImagerTest位相メーター
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