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歌ってみたMIX師な一年でした

今年の趣味の思い出は歌ってみたのMIXをやったことかなぁ…
1年で約50曲ちょっとやらせてもらいました。


事情により一部は非公開としてます

去年は「DTMerな一年でした」ということで去年レギュラ入りしたプラグインを紹介しました。
今もほとんどのプラグインが現役レギュラーで活躍してます。



今年は歌ってみたMIXをする中で新たにレギュラー入りしたブラグインが結構あるので棚卸として記録しておきたいと思いまーす


■トラックの基本プラグイン
  • LINDELL PLUGINS 50 SERIES
    FX 1 ・ インサート ・ 1 - Lindell 50 Channel 2021-12-24 1

    bx_console 4000Eと並んでツートップのチャンネルストリップ
    EQの効きがねっとり、マッタリしている印象。
    bx_consoleのEQはガツっと音が変わるのに対してこちらは滑らかにかかる。
    スマホ録音された音源のハイが足りないときに、このプラグインでハイをブーストすると比較的自然に持ち上がるので重宝している

  • Material Comp
    FX 1 ・ インサート ・ 2 - Material Comp 2021-12-24 14.08.

    国産のコンプ。
    VCA、FET、OPT、TUBEなど6種類のスタイルを選べる。
    アナログ感を足す機能も心地よい。
    何気にステレオイメージャとしての性能も高い。
    以前はトラックに挿すコンプとしてWavesのC1, H-Compを好んで使っていたが、今はMaterial Compでキマりだ。

各トラックは『チャンネルストリップ(4000E or 50Series)→MaterialComp→Pro-Q3』の流れで最初の音作りをしている。


■ボーカル処理
  • soothe2
    vo All ・ インサート ・ 6 - soothe2 2021-12-24 14.18.15

    結構いいお値段がするから買うのをかなり悩んだが最近の黒金セールで購入した。
    ディエッサーとレゾナンスサプレッサー機能。
    耳につく痛いところを良い感じにリダクションしてくれる。
    UIも分かりやすくて特に自分が気になると思うところを重点的に処理させるように設定することも可能だ。
    鋭い歯擦音には弱いイメージがあるので、ボーカルの歯擦音の除去をするプラグインの後段に挿すのが個人的にはお勧め。
    これを買うまではPro-Q3のダイナミックEQで1個1個リダクションポイントを設定していたがsoothe2を導入したらそれが不要になった

  • Sibilance
    vo All ・ インサート ・ 4 - Sibilance Stereo 2021-12-24 1

    前からライセンス持っていたが最近になって使い始めたw
    さ、か行の歯擦音のリダクションに強いイメージ。
    soothe2の前に挿してる。

  • Maag Audio EQ2
    FX 1 ・ インサート ・ 3 - Maag EQ2 2021-12-24 14.13.03

    AIR BANDっていうネーミング、表記が良いね!
    ボーカルトラックの抜け感を少し足したいときに最後段で高域を軽くブーストする感じで使う


  • MAutoVolume
    FX 1 ・ インサート ・ 5 - MAutoVolume 2021-12-24 14.13.10

    音量差が大きいところを均す目的で使います。
    コンプで一気にぶっ潰すより、このプラグインで軽く均してからコンプを書けるほうが自然にダイナミクスを揃えることができる
    WavesのVocalRiderと使い比べをしたけれど、僕にとってはこっちが使いやすかった。
    ↓でも紹介


  • MAutoPitch
    FX 1 ・ インサート ・ 4 - MAutoPitch 2021-12-24 14.13.06

    ケロ、ロボットボイスを作る時や、ハモリを機械っぽく無機質にしたいときに使ってる。
    Auto-Tune Accessと同じくらいの機能、やいもう少し細かく調教できるのに無料で提供してくれてるプラグイン。凄すぎるのよ!

  • VoxDoubler
    FX 1 ・ インサート ・ 6 - VoxD Widen 2021-12-24 14.13.19

    ダブラープラグイン!
    ハモリを厚くするのに良い感じに使える!




■コンプ
  • SSL Native Bus Compressor2
    vo All ・ インサート ・ 2 - SSL Native Bus Compressor 2 2

    スピード感を出したいときに使ってる。
    って、なんかプロが言いそうなことを言ってみる。
    勢いのあるボーカルのピークをガツっと潰してパンチを出すイメージで使うことがおおい。

  • Pulsar 1178
    vo para ・ インサート ・ 1 - Pulsar 1178 2021-12-24 14.20

    こちらはボーカルが細いときにパラレルコンプで厚みを出したいときにこれを使ってます。
    ガツっとつぶれるのに汚くならない感じが好きっす




■空間系
  • Imperial Delay
    DD vo ss ・ インサート ・ 3 - Imperial Delay 1.5 2021-12-

    処理が軽いからトラックにも躊躇なく挿せる感じ。
    前までよく使っていたReplikaの出番が消えた?とはいえ、ねっとりした感じはReplikaが強いかな


  • Gem Mod
    DD vo ss ・ インサート ・ 7 - Gem Mod 2021-12-24 14.22.11

    いわゆるコーラスプラグインだが、デジタルっぽいうねりがないナチュラルな感じが凄い
    期間限定でフリーで配布されていた時にゲットした
    廉価版だからと侮るなかれ。めちゃくちゃ良い感じ!
    ボーカルに直接かけたり、ディレイ、リバーブ音の後段に挿しても良い感じ
    ↓でも少し語ったので見てほしい。


  • LX480 Essentials (RELAB)
    DD vo ss ・ インサート ・ 6 - LX480 Essentials 2021-12-24

    まとわりつくような残響感が好き。
    実機とかは全然知らないんだけどね。


  • SSL FlexVerb
    DD vo ss ・ インサート ・ 8 - SSL Native FlexVerb 2021-12

    StudioOneのRoomReverbが意外と使えるかな?なんて書いたけれども、やっぱりちょっといいリバーブ使いたいよね。

    初期反射と残響を別々に調整できるし、イコライザが内蔵されてるのが凄く使いやすい。
    それからサイドチェインコンプ的なことも内蔵されていて、入力音があるときは残響音を少し抑えるとかが、このプラグインの中だけで出来る。
    値段だけのことはあるな。。。セールで安くゲットしたけど



■その他
  • VSM-3
    vo All ・ インサート ・ 7 - Vertigo VSM-3 2021-12-24 14.2

    サチュレータ。
    ディストーションよりは軽く歪ませたいときに使う。
    スマホ録音のボーカル素材の足りない高域を補強するのにも使ったりする。

  • Auto-Key
    inst ・ インサート ・ 3 - Auto-Key 2021-12-24 14.25.26

    音を読み込んでキーを検出するプラグイン。
    ハモリ生成をするのに曲のキー、スケールを把握するのが必須になるけれど、それを自動でやってくれる。
    ちゃんと耳コピしてやってもいいんだけど、これを使い始めて楽を覚えてしまった。


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無償MIX師は機材がしょぼいといわれるけど、素人としては結構投資してる方だとは思う…上には上がいるけどね。
これらを使いこなして更に良い音源を届けられるように精進します!

さて、今年の投稿はこの記事が最後です〜!
2年位前から週末に投稿するのを続けてきた結果ほんの少しずつ見に来てくれる人が増えてきてます。ありがたや!
なので今後もできる限り続けていきたいなーと思ってます。

ではでは、良いお年を!


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今回紹介したプラグインは PluginBoutique のセールを狙って少しずつ買いそろえました!
ウィッシュリストに入れておくといいよ〜








Plugindoctorで遊ぶ: Vintage Warmer2...それでも俺はマキシマイザーを求めるのか

VintageWarmer2


かなり昔に自分が作った曲の迫力を出すことを模索している時に「音を大きくする本」に出会い、おそらく間違った解釈で突っ走った結果ますます音が貧弱になった苦い経験がある。
それは、↓で懺悔したが。

音を大きくする本 (Stylenote Nowbooks3)
永野 光浩
スタイルノート
2006-11-13



だから、この本に対しては不信感しかない。
そして今回話題にしようとしているVintageWarmer2はその著者が激推ししていたプラグインである。
今日までは、その苦い経験から VintageWarmer2を避けてきていた。
値段もそれなりにするし、、、というのもあった。

しかし、ここのところの黒金の散財の結果、VintageWarmer2のセール時の価格はそれほど高くもないかなという感覚になってきて、じゃぁ、せめて試用版だけでも試してみるか。。。と、この記事につながる。


まずは自分の音源にかけてみる。
次の3種類が連続で流れる。音量感は揃えた。
Bypass→VintageWarmer2オン→ちょっと強めにかけた

※選んだ音源が悪かったか、、、ちょっと違いが分かりづらいかな。

いわゆるマルチバンドコンプ+リミッター(マキシマイザ)的な働きをするプラグインなので、ゲインリダクションが上がれば飽和感も増して音にまとまりが出るような気がする。
強くかけすぎると音のパンチは損なわれておとなしくなった印象だけど、2番目の音源くらい適度にかければグッと締まった音になる気がする。

結論からすると、、、、結構使える!!!
次のセールで買おうかな…

少なくとも10年以上前から存在しているかなーり古いプラグインだけれどVST3にも対応してるし定期的にメンテナンスが入ってるみたいだし普通に売れ続けてる製品なのかな。
CPU負荷が高いというレビューもあるが、さすが古いプラグイン。今どきのPCなら全然気にならない負荷だった。
具体的にはPulsar MuのOverSampling無しの時より少し重いかな、くらい。
さらに、トラックに使用することが想定されているMicroWarmerはPulsar Muよりだいぶ軽い。


さて、そんなわけで、実際に使うとなったらどんな挙動なのかを目でも把握しておきたいからPlugindoctorで遊んでみた!!

ちょっとググると「Kneeを上げてDriveを下げる」というのが定番設定とあった。
そうすると、なるほど、ヌルっとコンプレッションがかかる感じになるのかな。
VM2_定番設定

では、Knee,Driveをそれぞれ別に動かすとどうなるのかな?というのを見てみる。

まずはDriveを上げて最終出力ゲインを少し下げると。。。
なるほど、リミッター的な挙動になる。
ここまでは予想通りと。
VW2_Limitter


Kneeを上げる。
スレッショルドより下の音量が持ち上がってどんどん飽和感が増していく。
なるほど。
VM2_Knee


Kneeを上げた状態でDriveを下げていくと、、、ヌルっとしたつぶれ具合いになっていく。
VM2_GainDown


というわけで、まずはGRメータを見つつ、KneeとDriveの上げ下げで良い感じのところを見つける感じかなー。
5dB以上潰すとちょっとつぶれすぎかなーって感じる。
ガツっと潰してMIXを下げてパラレルコンプ的な使い方も良いかもしれない。

あとGRが生じている時の倍音がなんか複雑に出てるなぁと。アナログ感マシマシなのかな?わからんけど。
VM2_倍音


VintageWarmer2のレビューはさすがにいっぱいあるけど、この記事のPlugindoctorの計測結果は自分のメモと誰かの参考になればなと。


あとは僕が参考にしたレビューの一部


[無料]Genkhord - コード進行の作成を支援してくれるフリーソフト

僕はDTM歴が長いわりに音楽理論の知識はほとんどないし作曲に対して苦手意識がある。
最近は作曲よりもMIXの方に興味がシフトしているというか逃避している状態だw

そんな僕の作曲に対する苦手意識をかなり軽減してくれるのでは??と思えるコード進行を考えるのをアシストしてくれるフリーソフトを見つけたので紹介する。

「Genkhord」



このソフトの使い方は簡単で、出来ることは以下の通り
1.画面に表示されているコード名をクリックすると和音が実際に鳴って響きを確認することができる
2.クリックした和音の次につながりやすいと思われるコードを教えてくれて、コード進行作成をアシストしてくれる
3.和音をドラッグ&ドロップでDAWに張り付けることができる

音を鳴らしながら画面に表示されるがままにクリックしていって自然と思えるコード進行を見つけていく感じだ。
頭の中にあるコード進行が選択したスケールの中で自然かどうかを確認・答え合わせをするのにも使える気がする。

実際に使ってみたところを動画GIFで紹介する。

■コード進行を模索する
次のようにコードをクリックして、濃い青色で示された候補のコードを次々とクリックしながらコード進行を考える。
コード進行の候補を選ぶ


できたコード進行がこんな感じ。
BM7→A#m7→D#m7→F#7→BM7→A#m7→D#m7→C#m7/F#
7thのコードなんて今まで使ったことなかった俺が……
コード進行例


■コードをDAWに張り付ける
次のようにドラッグ&ドロップでDAWに張り付けることができる
コードをDAWに張り付ける


こんな風にして作ったコード進行にメロディを付けてみたのがこんな感じ


まだまだダサいが頑張るぞ!
無料でここまでできるのは本当に凄いし助かる!
11 - Nexus 2021-12-12 02.33.10






類似ソフトでScaler 2というソフトも気になっている。
こちらは有料ソフトなので、そのうち時間を作ってまずは試用版を試してみたい。

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本日紹介したソフト
「Genkhord」

黒金で散財した………しかし。。。

↓で挙げたプラグイン、全部買いました…黒金セールが始まるより少し前に買ったSpireも含めるとかなりの散財…



しかし、、、

試す暇がないというか、色々余裕がないところでストレス発散買いをしてしまった気もする

すまん、、、、すまんのだ。
各方面に頭が上がらないのだ

余力が出たら自分なりのレビューとか書いてみたいのだ。

黒金で散財する予感

書くネタをつくる時間がない…

ということで、黒金で買おうか検討してるプラグインを列挙して絶望しよう…













かなりかなーり厳選した!
お金が……買ったとして使う時間が…





全部買った…(2021/12/10: 更新)




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PLUGIN BOUTIQUEのセールを狙うと良いかも





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